〜ニッポンの美しい女神たちへ〜 Vol.12 龍神の息吹を感じて美人になる？！

出雲bijinサイトがオープンして４月で一周年を迎える事が出来ました。
そして、サイトアップに伴い連載を始めたコラムも１年が経ち、本当に時間の流れの早さにただただ驚くばかりです。

この『ニッポンの美しい女神たちへ』と言うネーミングを考えた背景にコラムを愛読してくださっている皆様１人１人が持っている『真の美しさ』『大和撫子魂』『ポジティブイメージ』が湧き出て来るよう願いを込め、様々な角度から内容やメッセージを発信しております。

そして今回は先日、全国の女子たちと島根県〜鳥取県の神社を回った出雲bijin企画、
〜新月に龍蛇信仰の出雲国で龍神の息吹を感じる〜
と言う何ともマニアック（？）な出雲国参拝ツアー第二弾のレポートを交えた旅行後記をお送りしたいと思います。

去年、神在月に開催した参拝ツアーは、第一弾らしく出雲国に点在する様々な神社の中でも特にemyお勧めの神社をリストアップして２日間に渡り、ガッツリ参拝して頂く内容となっていました。
そして、各神社を周りながらその神社の由来や参拝方法もお伝えして『神様に可愛がられる女子に変身！』をテーマに全国から集まった女子たちと静粛に厳かな感じで素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。

それから約半年経っての第二弾は、今年が『辰年』であると言う事や出雲国は其の昔『龍蛇神』さまを祀った『龍蛇信仰』と深く関わりがある事から『龍神』をテーマに、参拝する神社をリストアップしてみました。

『龍神』は様々な捉え方、扱われ方をしている神獣ですが、emyが考える『龍神』は『水のエレメント（元素）』そのものです。
『水のエレメント』を取り込む事は、滞っていた感情や物事を潤滑に動かし、そして自分自身の心の中に眠る『本当の自分の姿・感情』を目覚めさせ、拘りからの解放と新しい扉を開く効果を促してくれます。
そんな『水のエレメント』は今年来年の干支を示す『辰年』『巳年』の２年間、特に意識をして取り入れたいのも・・。

出雲の古代信仰『龍蛇神』はまさしく干支の『辰』『巳』の配列とリンクしているように感じていて『龍神』＝『水のエレメント』の力がパワーアップしているように思います。

しかも今年の出雲は『古事記編纂（へんさん）1300年』と特別な年回りとなっており、例年以上に八百万の神々や龍神たちの力が出雲国に集まっているように感じるんですね。
（これは悪までもemyの推測ですが・・。）

そんな『龍神の息吹』を感じられる場所も出雲国のあちらこちらに点在しています。

実際、神社で参拝前に両手・口の中を清める『手水舎（ちょうずや）』は龍の口からご神水が出ている所が多いですよね。
造形的な説得力だけでなく『龍の口から出るご神水』には力が宿っているように思います。

今回『龍神の息吹を感じる場所』として５カ所、ピックアップしてみました。

・雲南市・須我神社奥宮の神泉坂根水
・大田市・物部神社の富金石の龍
・出雲市・鰐淵寺（がくえんじ）の浮浪滝
・米子市・大山の大神山神社奥宮の延命長寿の御神水
・松江市・海の神様でもある事代主命の総本山・美保神社

須我神社奥宮では山深い場所に鎮座する『夫婦岩』へも足を運びました。
『スサノオ＆イナダヒメ』と二神の子供である『スガノユヤマヌシミナサロヒコヤマノミコト』（長い名前です・笑）を示す３つの磐座（いわくら）が寄り添う姿は家族岩そのもので、何も感じないと言う人でも、その存在感と磐座から発しているエネルギーは何かしら感じる事が出来る程、凄いパワースポットです。
いきなり凄い場所へお連れしたので、女子たちのテンションが一気に上がったのを感じました・笑

次に向かった『勝運の神』が鎮座する物部神社は本殿よりも手水舎の『富金石の龍』が大人気。
巨大石の石を掘って作られている豪華な手水舎は、なかなか見られるものではありません。
石に彫刻された５つの『手水石の勾玉』に触れながら様々な願いを唱えます。
その唱える姿をしっかりと『富金石の龍』は見ている感じで心の中も引き締まる思いです。

前回の参拝ツアーの時にも触れましたけれど、『参拝七不思議』と言う事がありまして、素晴らしいエネルギーが放出している神社・聖地へ参拝に行くと白目が透明感のある奇麗な色に変わります。
『目は心の窓』と言う言葉があるように、奇麗になった白目は心の中もスッキリとされている証拠。

今回のツアーはその『奇麗な白目』だけでなく『水のエレメント』を存分に吸収して頂いたので、参加された女子たちのお顔がピカピカに輝き、とても奇麗なお顔に変身されていました。
まさしく『龍神の息吹を感じて美人になる？！』と言う感じです・笑

体調を崩されて参加された女子は当初、無事旅行を楽しんで頂けるのかとても心配でしたけれど、２日目の終わり、松江市美保関の『美保神社』へ参拝する頃にはすっかり体調も改善されていて、ご本人も非常に驚かれていました。

また仕事やプライベートの変わり目の方々も、未来に対して抱いていた『恐れ』『不安』から解放され、第一歩を進む勇気が湧いて来たみたいで、通常の参拝効果にプラスして『水のエレメント』効果は絶大でした。

全国紙に載った程、悪天候の強風に見舞われた大山・大神山神社奥宮は過酷な状況の中で参道を歩かなければいけませんでしたけれど、誰１人として弱音をはく事が無く、必死に本殿まで登りきって昇殿参拝をし、改めてしっかりと個々の心の中で、御祭神の大国主命に・・また自分自身の中で誓いを立てました。
逆に言うとあそこまで過酷な状況の中の参拝だったので、何時も以上に真剣な気持ちになれたのかもしれません。
大神山神社奥宮へ続く長い参道の途中に何カ所か『延命長寿の御神水』が取れる手水舎があるのですが、去年の秋の台風と例年以上に極寒の冬が続いてなかなか復旧が進んでいないようで、全ての手水舎は大破したままで残念ながら御神水が取れる状態ではありませんでした。
しかし、本殿へ続く長い階段の脇から御神水の元となる『雪解け水』が止めどなく流れていて、飲む事は不可能ですが神棚や植物などに使用するよう、emyも女子たちもありがたくその『雪解け水』を頂いて帰りました。
ペットボトルに入ったそのお水は一切の汚れもなく、飲めそうなくらい、奇麗でクリアなお水なんですけれどね・・。
強風の中、山の中の参道を行き来するのはかなり体力が消耗したのでは？
と思いつつ、皆さんのお顔は達成感と満足感でいっぱいでした。

そして最後、大山から松江市の美保関に鎮座する『美保神社』へ向かっている頃から強風は止んで穏やかな晴れ間が広がり、先ほどの嵐はウソのように最高の参拝日和と変わりました。