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izumobijin1109

出雲国参拝ツアーレポート～新月に龍神信仰の出雲国で、龍神の息吹を感じるツアー～

最初の試練はスタッフの体調不良からでした。
そして、今回もガイドでお世話になるemyさんも（本当に珍しく）ダウン。
そして当日の天気予報は「暴風雨」。
ツアー開始前から、龍神の息吹を感じずにはいられませんでした。
何度も何度も凹みながら、本当にやっていいのだろうかと悩みに悩んで迎えた当日。

なんとびっくりの快晴。

最初の奇跡でしたね。

今回のツアーは今年の7月から開催される「神話博しまね」のPR用にラッピングされた「しまねっこバス」（吉田君もいますよ）を貸し切り、全国の女子をお迎えしました。

駅にバスが着いた瞬間、「かわいい～！！」の連発！
昨日までの不安が一気に吹き飛び、元気いっぱいに出雲国参拝ツアーがスタートしました。

まさかの晴れでしたが、翌日は暴風雨の予報が出ていましたので、急遽予定を変えて、ツアー最初に参拝するのは雲南市にあります「須我神社」。

<須我神社メモ>
『古事記』によれば、須佐之男命は八岐大蛇を退治した後、妻のクシイナタヒメとともに住む土地を探し、当地に来て「気分がすがすがしくなった」として「須賀」と命名し、そこに宮殿を建てて鎮まりました。これが日本初の宮殿「日本初之宮」と呼ばれ、この時に須佐之男命が詠んだ歌が日本初の和歌ということで、「和歌発祥の地」とされています。八雲山の中腹にある「奥の宮」は、大中小三つの巨石が鎮座し、磐座（いわくら）として信仰されています。

皆さんお行儀よく参拝されていました。
外は気持ちよく晴れ、はるか昔須佐之男命が感じた「清々しさ」を皆で体感しました。
参拝が終わると早速「奥の宮」へ。八雲山のふもとまでバスに乗っていきます。

今回のツアーはとにかく「登る」旅。ここからみんなで、奥の宮に向かってひたすら登っていきます。

少し登った所に、お清めの湧水「神泉坂根水」があります。冷たくて気持ち良い！
このあたりはまだ桜も残っていて、風に吹かれて散った花びらがひらひらと皆さんの頭上を舞っていました。

鳥居が見えた！

でも、ここからが本番です。

どんどん登っていきます。

到着！

巨石が３つ並んでいて、大きい順にスサノオノミコト、次が妻のイナタヒメ、そして二人の子、ヤシマジヌミノミコトなのだそうです。
大きい岩が、一回り小さい岩に寄り添い、その二つの岩が一番小さい岩を守っているように見えます。

みなさん真剣に参拝されています。

参拝後は、大田市にある物部神社に向かうため、下山します。

物部神社の鳥居をくぐると、まずは手水の龍に、皆さん圧倒されます。

周りが緑にかこまれて、荘厳な雰囲気の神社です。

<物部神社メモ>
祭神は物部氏の祖神宇摩志麻遅命（うましまじのみこと）で、石見国の一宮として崇敬されています。

手水で身を清めた後は、みなさん順番に参拝します。

飾らず、自分の弱さを見つめ、そして一心に願う姿こそ「美人」なのだと思います。

各神社では、御神籤をひいて神様のお言葉をいただきました。

出雲国参拝ツアー第1日目の参拝はこれで終了。
このあと、「まがたまの里　伝承館」でemyさんにパワーストーンをセレクトしていただきました。

そしてバスに乗り込み、本日最初に参拝した須我神社の近くにある「海潮温泉　蛍の宿　山水館」へ向かいます。

旅館では、到着後すぐに温泉に入り、宴会場へ。

Emyさんの乾杯の音頭で宴会がスタートします。

今回のツアーでは、全国の女性のみなさんに「出雲神楽」を鑑賞していただこうと、出雲市宇那手町にある「宇那手神楽保存会」の皆さまによる神楽を披露していただきました。
出雲神楽は、舞人が面を着けず「神職」としての姿で場を清め、神を招き寄せる「七座」と「神」が降臨したとして着面により舞う「神能」からなります。
「七座」の演目は「田草（たくさ）」
男性の神楽が一般的ですが、今回は女性による「田草」を披露してもらいます。

およそ20分ほど全身を使って東西南北、四方を清めます。

そして次の演目は「山ノ神」
この神楽は、天岩戸(あまのいわと)にお隠れになった天照大神(あまてらすおおみかみ)を、外に連れ出すため、八百万の神々で神楽を奉納する際に必要になる榊を取りに、天津児屋根命(あまつこやねのみこと)が山に忍び込み、その物音に、山を守っている大山祗神(おおやまずみのかみ)が気づき、追いかけ捕まえたところ、天津児屋根命からその事情を聞き、榊を渡す代わりに十握(とつか)の剱をいただき、これを持って世の悪を鎮めることを誓われるという話です。

天津児屋根命(あまつこやねのみこと)

大山祗神(おおやまずみのかみ)登場！なかなか顔を見せません。

事情を知らない大山祗神は怒ります。

事情を知った大山祗神は、天津児屋根命に榊を渡します。

天津児屋根命は、剱を渡します。

時間の関係で、剱を受け取った大山祗神の悪切りは省略させていただきましたが、迫力のある神楽に、参加されたみなさんお料理も食べずに見入っておられましたよ。

その後、お料理をいただきながらお酒もすすみ、emyさんや出雲bijinスタッフも皆さんとの交流を楽しませていただきました。

ツアー2日目は、「暴風雨」の予報。
雲行きもあやしくなってきました。
明日の無事を祈りつつ、宴会後は皆さんお部屋でそれぞれ時間を過ごしました。

それにしても、今回のツアーのポイントは「有無を言わせず動かされる。」旅でした。
天候の関係で予定ルートを変更し、皆さん集合して早々に須我神社の奥の宮への山登り。
天気はめまぐるしく変わり、（不思議と参拝中は雨に降られることもありませんでしたが。）そして旅館では、時間の関係もあり到着早々に皆さん裸の付き合いへ。
ツアーに参加される前、きっと「不安」や「緊張」があったことと思います。
そんな気持ちを強制的に排除させられたような・・。

厳しい状況ではあったけれど、龍神様らしい見守り方で私たちを動かしてくれたのではないか、とそんな気持ちになるツアーでした。

雨も降り始め、明日の心配をしつつ1日目は終わりました。

2日目のレポートにつづく・・・

古代から崇高されている『龍神信仰』の出雲国で、龍神の息吹を感じながら神社を

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