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EMY_vol64

〜ニッポンの美しい女神たちへ〜Vol. 64

出雲bijin「メガ旅 隠岐編」無事終了しました。

遠方よりお越しくださった皆様、ありがとうございました。

すべてが奇跡に思えた3日間。

「ありがとう」の連鎖にスタッフも胸がいっぱいになりました。

関わった方すべてがキラキラと輝いて見えた(まさに出雲美人!)素敵な3日間でした。

参加できなかった皆様、次回また素敵な企画をご案内しますので、楽しみにお待ちくださいね。

最後になりましたが、参加したいただいた皆様、協力してくださった「隠岐ロマンティック愛ランド」の皆様、本当にありがとうございました。

出雲bijin スタッフ一同


アニミズムの原点に触れて女子力アップ !メガ旅レポート☆

 先日、出雲bijinが企画する日本の魅力を再発見する旅・・其の名も『女神旅』が開催されました。

今回の舞台は、島根県民ですらなかなか行く事が出来ない秘境の島『隠岐』です!

 私自身も『隠岐』は行った事がありませんでしたのでツアー内容を決めるために6月、小村さんと一緒にロケハンへ行きました。

 日本は元々島国で、魅力的な離島が沢山存在します。その中でも今回、ツアーに選んだ『隠岐』は、歴史的に皇族が島流しにあった事や今では『島留学』と言って日本全国から優秀な講師を呼び、偏差値の高い高校を作りあげ優秀な人材を育成しています。

 そして『アイ・ターン』制度を上手く導入し、過疎化が深刻になっている離島とは正反対に若者を中心に人口を増やし、活気のある島へと変貌を遂げました。

 それだけではなく、豊かな自然の宝庫でロケハンへ行った時点からかなり素晴らしいツアーになるのではないかと期待が高まっていました。

 しかし、台風が多く秋雨前線が活発な9月。悪天候になってしまうとフェリーが出航しません。

 そう言う意味でも今回のツアーはリスクを背負い、全ては神のみぞ知る的な部分もありましたので当日を迎えるまでは緊張の糸がピンっと張りつめていました。

 しかし、やはり奇蹟を呼ぶ『メガ旅』は3日間、天候に恵まれ地元の方々もこれにはビックリ・笑。

 皆さんの『楽しみたい!』大きなエネルギーが1つになって天に届いたとしか思えません!

 そして今回、北は宮城から南は九州まで総勢20名の女子たちが集まってくれました。

 平日が含まれた2泊3日の旅。そんな中、スケジュールを調整して頂きまして本当にありがとうございました。

 ツアー初日の朝、出雲の朝は突然、禊の大雨が降りました。

しかし、ここから既に奇蹟は始っているのですが、フェリーが出航する七類港へ皆さんが集合した時には雨はピタリと止み、海も穏やか。無事出航する事が出来ました。

 隠岐は『島前(どうぜん)』『島後(どうご)』と計4つの島から成り立っています。メガ旅ではその中の3島を巡りました。

 まず最初に向かうは海を見渡せる絶景スポットの多い島前の西ノ島。

 七類港から約2時間30分後、西ノ島へ到着。朝の大雨とは真逆で曇りから段々と空が晴れて来ました。

 西ノ島の港、別府港には今回、案内をしてくれる島娘の1人、ニュージーランド人のニコラさんがお出迎えに来てくれました。

 ニコラさんは、以前、松江の方でお仕事をされていましたけれど、今は隠岐の男性とご結婚され西ノ島に住まれています。

 流暢な日本語で何時もジョークを飛ばしてくれる素敵な女性。

 『2〜3日前からテレビ取材が来ているけれど、雨や台風で大変だったね。でも、

みなさん凄いね〜!晴れて来たよ。きっとテレビの人たちにも感謝されるよ・笑』

 ニコラさんがおっしゃるように天気が回復し、まずは国賀海岸へ移動。

そして観音岩が望める絶景ポイントでお弁当を頂いたのですが、気持ちの良い青空がみるみる内に広がって行きました。

 

岸壁の下に広がる青い海・・。そんな中で頂くお弁当のお味も格別です

 食事が終わって次は西ノ島の中で一番の高さを誇る『摩天崖』へ移動。牛や馬が放牧されている中、お散歩しながら絶景を望みます。

眼下に広がる壮大な景色に皆さん、感激されていました。

 絶景を楽しんだ後は最初の神社参拝『由良比命神社』へ行きました。

イカ寄せ伝説の浜に鎮座される神社の境内には『隠れイカ』と称して灯籠や社殿の所にイカの彫刻が隠されていて、それらを見つけながらの参拝です。こんなアミューズメント感のある神社は初めてかも・笑。

 『由良比命神社』の次はいよいよ今回のメインイベントの1つ、焼火山(たくひやま)の中腹に鎮座される『焼火神社』へ向かいます。

 隠岐には『神火伝説』と言うものが多くあり、海から光の玉が出て来て、その光が落ちた場所に神様を奉っています。

 これは私の想像ですが、その『光の玉』は火山が噴火した時に噴火口から出て来た『火の玉』?

 それを古代の人は神懸かりの力を感じられたのではないかと思っています。

 実際に島周辺ではその片鱗を感じる地層を多く見る事が出来ますしね。

 ニコラさんを先導に、ちょっと険しい山道をみんなで登って行くと、岩に本殿が入っている凄い神社が目の前に広がります。

 そして焼火神社の宮司さんもいらっしゃって色々と神社の説明をしてくれました。

 特別に昇殿参拝もさせて頂き、社務所に移動してお抹茶と地元の御菓子を頂きました。アイ・ターンをされた2人の女性がスタッフとしていらっしゃっていて、御菓子を頂きながら島生活のお話に耳を傾けました。

 ニコラさんもそうですが、どれほど隠岐の島を愛されているのか伝わって来るお話をされていました。自然溢れる島生活、皆さん興味津々です。

 初日の行程はこれで終了!この日の夕食は焼火神社近くのロッジで宿泊し、夕日を見ながらのバーベキュー!

 地元の新鮮な貝やお魚・・穏やかな海を目の前に最高のロケーションの中、皆さん、大盛り上がり!笑。

 そして夜になると心配していた雲もなくなり、ホテルのバスで港近くの公園へ移動し、星空観察が始りました。

 ブルーシートの上に寝転び、夜空を見上げると天の川もクッキリと見え、満天の星が広がります。

 観光局の職員の人が詳しく星の説明をしてくれたり、天体望遠鏡で土星やアンドロメダ銀河を見たりと都会では味わえない何とも贅沢な時間を過ごしました。

 初日から素晴らしい自然に触れられて皆さん、大満足でした。

 そしてツアー2日目はニコラさんがお見送りに来てくださり、高速船で10分、海士(あま)町へ移動です。

 海士は鎌倉時代、島流しにあった天皇、後鳥羽上皇がお住みになられていた島で『隠岐神社』御祭神となっています。

 到着して最初に隠岐神社へ参拝へ行き、次は女神がお産したと言う伝説が残る『たらい岩(別名ハート岩)』が望める明屋海岸を散策。

青い空にエメレルドグリーンに光る穏やかな海に本当に癒されてしまいます。

 海岸線の遊歩道を歩いてハート岩の前でポーズ!

 明屋海岸の次は、田畑の真ん中にまっすぐと参道がのびる『宇賀受命(うつかみこと)神社』で参拝。

 この神社は私が個人的に気になっている神社で諸説はハッキリとしていないのですが、明屋海岸で出産をした女神との関係があり、海岸から一直線の(レイライン・霊道)の先にある不思議な神社です。奉られている神様は宇宙の神・天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)と言う説もあります。

 隠岐は独特の文化や風習を持っていて特に神社に関しては何処もハッキリとした事は解りません。ただ、言える事は島全体に生息する生物たちは独特な形態を持っている事と、自然崇拝(アニミズム)が全ての基本となっている部分でしょうか・・。

 海士の観光はここまでで次はフェリーでいよいよ最終目的地の『島後(どうご)』へと向かいます!

 ゆっくりと出来ない所が何とも名残惜しい・・。

 お昼はフェリー乗り場のレストランでご当地グルメ・寒シマメ(スルメイカ)丼を頂きました。これがまた絶品!

 約1時間後に島後の西郷港へ到着。港には島娘さんたちと水若酢神社の宮司さんがお出迎えに来てくれました。

 そして最初に向かったのは港に一番近い『玉若酢神社』から参拝がスタートです。

 『玉若酢神社』は隠岐を代表する神社の1つ。境内の樹齢千数百年の『八百杉』も印象的な神社です。

 そして続いてはこれも隠岐の中で壮大な自然の原風景を望む事が出来る『壇鏡 の滝』へ行きました。

 スケールの大きい滝なのでカメラにはおさまりきれませんが、滝のミストが全身へ降り注ぎ、心の中も洗われる感じです。

 滝を後にした後、ホテルにチェックインをして遊覧船に乗り夕日に光る名所『ローソク島』の観光へ行きました。

 遊覧船の乗り場に着くと、受付をしてくださった船長さんが「今日は今月に入って初めてと言って良いくらい、最高の天候と海の状態!」と驚かれていました。

 やはりメガ旅は奇蹟を生みます・笑。

 これで2日目の観光も全て無事終了しました。

 夜は島娘さんたちも合流した親睦会。

食事の後、島娘さんが民謡を披露してくれたり、みんなで隠岐の代表曲『しげさ節』に合わせてお皿を2枚重ねて踊ったりとこれまた大盛り上がり!

 楽しい時間はあっと言う間に過ぎて行きます。

 そしていよいよ最終日の3日目。

まずは隠岐国一宮の『水若酢神社』で参拝です。

 早朝にも関わらず、宮司さんが来てくださって神社の由来や隠岐古典相撲のお話をしてくださいました。

 

次に向かった天照大神が奉られている『伊勢命神社』では正式参拝が執り行われ、旅の安全や皆様の今後の無事と健康を祈念して頂きました。

 水若酢の宮司さんや島娘さん達もそうでしたけれど、今回、本当に島の方々に手厚いおもてなしを受けさせて頂き、感謝の気持ちでいっぱいになってしまいます。

 素晴らしい自然に触れるだけでなく『人の心の暖かさ』にも触れられる事が出来たツアーとなりました。

 神社参拝はこれで全ておしまい。後は雄大な自然に触れる観光が目白押しです。

まず最初は、島の最北端に位置する『白島海岸』へ。

 此処は天然記念物・オオミズナギドリの生息地でも有名だそうです。

 

 そしてバスはどんどんと林道の中へ進み、巨木信仰の『大山神社』へ。

『神社』と名前が付いていますけれど、実際は鳥居をくぐると眼の前に巨木をあるだけです。

 巨木にカズラを巻き付けてある原始的な形はアニミズムの原点そのもの・・。

皆さん、思い思いに巨木に触れられていました。

 次に向かったのは隠岐の三大杉の1つである「乳房(ちち)杉』。

樹齢800年の巨木は岩盤の上にそびえていて、今だに根を生やし続けています。

巨木の下に広がる風穴からは冷たい風が吹き、あまりにも雄大な自然の原風景に言葉も出ません。

 そんな自然の原風景に感動した後は今回最後のツアーのお食事になる『ピクニックランチ』を楽しみました。

 しらすピザにサザエのアヒージョ・・地元で取れた新鮮な食材がお洒落に演出されています。食後に頂いた珈琲も格別なお味・・。

 何よりも一所懸命用意してくれた島娘さんに感激です。

 あまりに素敵なランチに時間の流れを忘れてしまい・・気がつけば高速船で帰られるお客様の出航時間が近づいていました。

 慌ててバスに乗り込み今回、ツアー最後の観光『かぶら杉』を見学。

 その後、西郷港へ向かう道中、皆さん隠岐の魅力に取り憑かれて『帰りたくな〜〜〜い!』を連発されていました・笑。

 帰路を急ぐ高速船チームをお見送りした後、フェリーチームは出発まで少し時間がありましたので島娘さんが経営するカフェへ遊びに行きました。

 島娘さんたちもメガ旅はとても印象深く、高速船チームを見送っている時も思わず涙が出そうになったとおっしゃっていました。

 カフェでもお土産に、『サザエ最中』や『茹で栗』を頂いてしまい最後の最後まで本当に良くしてくださいました。

 

 そしていよいよフェリーチームも帰路へ着く時がやって来ました。

全員が初めて経験する紙テープのお見送りは本当に感動的で『ありがとう!ありがとう!』を何回連呼した事か・・。

 テープを握りしめると全員、涙が溢れ出ます。

 しかもフェリーが出航した時のBGMも『ありがとう』と言う曲で・笑。

 全てが完璧なタイミングで過ごせた3日間の感謝の気持ちと私たちを暖かく迎えてくれた島の人たちの思いが1つになって生涯、忘れる事が出来ない程の素敵なツアーを終える事が出来ました。

 隠岐は日常ではなかなか味わえない自然と島全体に流れる素晴らしいエネルギーに触れられる特別な島だと思います。

 一度訪れると、またいつか必ず行きたい!!と思ってしまう程、島の人たちは暖かく、大いなる自然の愛が全身を包み込んでくれました。

 2次会の時、恒例の『神様カード』で

〜今回のツアーはどんな意味があるのか?〜

と問いかかけて引いて見ると『産土(うぶすな)神』が出て来ました。

産士神は、その土地を守る守護神でもあり、先祖の意味も含まれます。

今回参加された20名は、もしかしたら前世で隠岐と何かしら関係していたのかもしれませんし、繋がっているからこそ呼ばれたのかもしれません。

 そんな神様カードに通じる程、不思議な感覚へ陥るツアーでした。

 きっと参加された皆様も日常生活へ戻られた後、何か感じる事が心の其処から湧いてくるのかもしれません。

 改めて最後に・・

 この度は『メガ旅』へご参加頂きまして誠にありがとうございました!

 そして今後も、日常ではなかなか体験出来ないような素敵な旅を企画して皆様とご一緒したいと願っております。

 かいつまんだレポートとなってしまいましたけれど、少しでもこの感動が皆様に伝わると幸いです。

 皆様、本当にお疲れ様でした!そしてまたお会いしましょうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

              

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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