美人への道
〜ニッポンの美しい女神たちへ〜Vol. 60
『鏡』を使って自分を変える?!・・☆
太古の昔から『鏡』は三種の神器の1つでもあり、日本の皇祖神・アマテラスの御神体であったりと日本の歴史の中で重要な祭具として役割を果たしていました。
そして現代においても神社へ参拝に行くと拝殿の先には必ず『八咫鏡(やたのかがみ)』が中心に置かれていますよね。
あの本殿に置かれている『鏡』はアマテラスの御神体としてだけではありません。
形の無い日本の神様と鏡に映し出される自分の姿を通して向かい合い、そして真実を写し出す事によって厳かな気持ちで手を合わせてるための意味があります。
そして私たちの日常の中でも『鏡』は生活の一部として全く見ない日は無いに等しいですよね。
そして『鏡』に映し出される自分を見て、状態を知ったり考えたりする事もあるのではないでしょうか?
そんな身近な『鏡』は単に自分の姿を映し出す道具だけではなく、自分の運気をアップさせる『開運』としても絶大な威力を発揮する優れものです。
そう・・『鏡』は私たちの心の中の状態も映し出し、潜在的にありとあらゆる部分に影響を及ぼしているんですよね。
インターネットを検索しても数多くの『鏡による開運法』やグッズを良く目にしますが、今回、私がお伝えする『鏡による開運法』は形・大きさ・色は関係なく『鏡を使って自分を変える』方法を書いてみたいと思います。
それでは『鏡』を使った驚くべき効果の実例を2つご紹介しましょう。
もしかしたら『今の自分の状態を見たくない!』とあえて鏡の前に立つのがおっくうになっている人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、『変化』『改善』を求められるのであれば、鏡に映る自分の姿を見る事から始めましょうね。
まず最初の活用法は
〜鏡を見る事はダイエット効果がある〜
と言う事です。
全身を映す大きな鏡をお部屋に置いてみてください。
そして出来れば全裸に近い状態で鏡に自分の姿を映し、身体のラインがどうなっているのか確認してみましょう。
そして『くびれが無くなって来た』『皮膚がたるんでいる』など気になる所がありましたらそれに対して不快な気持ちになるのではなく鏡を見ながら逆に自分を褒めてあげてください。声を出して褒めるとより効果があります。
誰かに見られている訳ではなく1人ですからね。最初は『自分を褒める』なんて恥ずかしいし、なかなか言えないかもしれませんが、ここは何とか自分を愛おしく思えるように頑張る!笑。
身体は凄く正直で『最近、太って来てヤダ!』とか『お腹が出て来た!』なんて言っていると益々、お肉が付いて行ってしまいます。それでは全くの逆効果。
そのマイナス的の部分は置いて、兎に角『私の身体って素敵!手足が長い!美肌だわ〜・・』なんて鏡に向かって兎に角毎日褒めまくる!!正直な身体はやはり良い事も素直に受け入れてくれます。
一種のナルシストのように感じられるかもしれませんが、ナルシスト性質も使い様でプラスに働いてくれます・笑。
それを続けていると、気になっていた部分が徐々に改善されていくのでとても不思議です。
まさに『鏡』を通しての自己暗示はとても有効なんですよ。
どちらかと言うと私たちは『鏡』を見ている時、ついついあら探しをしてしまうものです。
『シワが増えた』『白髪が出ている』『目の下のクマが酷い』・・なんてチェックしてしまいますけれど、そんなネガティブな気持ちが出て来た時の為に
次はネガティブワードも一遍に取除く方法をお伝えします。
何かとストレスフルな毎日。
毎晩、きちっと睡眠を取る事は『疲労回復』に繋がるとても重要な習慣なのです。
しかし、十分な睡眠を取っているのにも関わらず朝、何処となく身体がだるかったりやる気力が湧かなかったりする時がありますよね。
そんな何処となくスッキリしない朝に『鏡』を使ったエクササイズが意外な効果を生んでくれます。
これは科学的にも実証されていて、私たちが知らず知らず溜めて行っている体内の『疲労物質』を下げてくれる効果が期待出来るエクササイズです。
それは
〜鏡の前で30秒程、作り笑いをする〜
この『作り笑い』が重要で心の中は楽しくなくても鏡に映った『作り笑いする自分の顔』を眺めているだけで疲労物質はぐっと下げる事が出来るんですね。
何だか簡単過ぎて信じられないと思いますが『笑い』のエネルギーは本当に効果絶大で身体の免疫力を高める『ナチュラル・キラー細胞』として注目を集めていました。
そして更に『作り笑い』をするだけでなく、怖い顔、悲しい顔、変顔・・などなど色んな表情を鏡に映し出してください。
それは眠っている脳内が刺激され『疲労物質』を低下させるだけでなく、人とコミュニケーションを司る言語能力から空間認識度まであらゆる脳の部分が活性化されて行きます。
このエクササイズは朝だけでなく、仕事中など身体がだるいな〜・・と感じたり、心の中がモヤモヤしている時、こっそりトイレに手鏡を持ち込んで1人の空間の中で『作り笑い』をするのも有効です。
こんな感じで『鏡』は私たちの内面に直接語りかけてくれるように効果的なアイテムの1つになります。
それでは最後にお守り的な使い方をお伝えしますね。
全ての物を映し出す『鏡』は昔から邪気や邪念などを跳ね返す『御守り』として使われる事がありました。
現代でも大勢の方を相手にしなければならない仕事や、人間関係のトラブルに巻き込まれている時など、ネガティブアタック(攻撃)から身を守る為に小さい鏡を鞄や洋服のポケットに入れておくとその邪念をはね除けてくれる効果があります。
そんな『お守り鏡』は鏡の部分がコンパクトケースのように閉じていたりケースに入っていても効果に影響は出て来ません。
『鏡を持つ』事に意味があるのです。
そしてそんな邪念を追い祓うために家の玄関を開けた所に鏡が来るように置く事も有効です。
しかし、それは悪までもネガティブアタック(攻撃)を受けている・・と感じている時にだけ置いて、何も問題の無い時は良い運気まではね除けてしまいますのでずっと玄関の正面に置き続けるのは避けてくださいね。
後、寝室に鏡を置く事もありますが、出来るだけ寝ている姿が見えない位置に置いてください。もし間取り的にどうしても寝ている姿が映し出されてしまうのなら、カバーをかけたりして直接、映らないようにしてくださいね。
この件でも昔から霊的に『生気が吸い取られる』など色々言われていますけれど、一番の理由は寝ている時に反射する物が身近にあると人間は無意識にその存在を気になってしまい安眠出来ない・・と言う睡眠妨害になる事が一番の理由だと思います。
後、全ての物の共通点ですが、鏡は何時も奇麗にしておいてください。曇っていたり汚れていたらピカピカに磨いてあげてくださいね。
こんな感じで私たちの身近に存在する『鏡』。
是非、開運アイテムの1つにして、鏡のように輝く素敵な女性に変身してください。
京都・糺ノ森の中に鎮座される『河合神社』は美の女神・玉依姫(タマヨリヒメ)が奉られています。
境内には美麗祈願の『鏡絵馬』があり、女性たちがその絵馬にお化粧をして奉納し、玉依姫のように美しくなれるように願いを込めます。
アンティークの銅鏡。
京都・東寺の縁日で本物かどうか定かではありませんが、800年前の銅鏡を購入し、神棚に奉っています・笑
島根県・揖屋神社の八咫鏡(やたかがみ)
拝殿の中心に置かれている揖屋神社の八咫鏡程、神聖な雰囲気をかもし出しているものはありません。
あまりの大きさと美しさに驚いてしまいます。