美人への道

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〜ニッポンの美しい女神たちへ〜Vol. 58

Vol. 58 お金の不思議・・☆

 

 私たちが生活をして行く上で必要不可欠な『お金』。

そんな『お金』は昔から、天皇や歴史上の重要な人物、富士山が印刷デザインされているように非常に特別で大事なアイテムとなっています。

 そして紙で出来ている紙幣は人の心や言動を動かす不思議なマジックが隠されていますよね。

 何故、お金はそれほどまでに影響力があるのか?

 お金が沢山あると心も豊かになり、少ないと心が寂れて行く?

 目に見えない物をお金の価値に変える事でそれが凄い物に見えて来たり、逆に凄いと思っていた物が値段が安いといきなり価値が無いように写ったり・・。

 私たちの日常は本当に『お金』と共に生きているような感じです。

 そして長年、鑑定のお仕事をしていて『お金』に関しても沢山の質問を受けて来ました。

 例えば

○ 自分に金運はあるのか?

○ どうすればお金が貯められるのか?

○ 貸したお金が帰って来るのか?

○ 借金を抱えていて自己破産をするべきか?

 

など『お金』にまつわる問題は深刻で本人の人生を左右する事があります。

 そんな中、今月のコラムは鑑定を通して感じた『お金の不思議』について書いてみたいと思います。

 まず最初に言える事、それは『お金は物である』と言う部分です。

 お金以外の物に照らし合わせてみればお解りになると思うのですが『物』は大事に、丁寧に扱うと何時までも良い状態でキープ出来ます。

 そう・・『良い状態でキープ出来ている』と言う事は『良いエネルギー』を持っている事と比例するんですね。

 物がこの世に存在している限りそれはどんな物にも『エネルギー』が宿っていると言う事です。

 それがエネルギーの状態の善し悪しで人に対する影響が変わって来ますよね。

 良く、開運ネタでも『お財布の中は奇麗に』と言われるのもちゃんと理由があります。

 お財布はお金にとって『お部屋』のようなもの・・。

 整理されていないゴチャゴチャとした部屋では落ち着く事が出来ず(中にはその方が落ち着かれる方もいらっしゃるかもしれませんが・笑)リラックス出来ない状態ではエネルギーもダウンしてしまいます。

 私は対面鑑定の時、お財布の中身を見る『お財布鑑定』もさせて頂く事がありますけれど、いわゆる『金運が強い』お財布の中身は札束・小銭の量は関係無く、スッキリと気持ち良く使われている方がダントツに多いです。

 中にはやたらと『金運アップ』のグッズの数がお金以上に入っていて何だか収集が付いていないお財布も何度か拝見させて頂いた事がありますが、残念ながら『金運強化』へは繋がっていない事が多々ありました。

 これは『金運アップグッズ』を入れる事に反対しているのではなく、入れる事により安心感が生まれたりお金が入って来るイメージが湧くのであればそのグッズたちは生かされて行きます。

 ただ、あれもこれもと不安を隠すために入れられている物は本来のお役目を果たす以前に気持ちを誤摩化しているだけなので、それではいくら『開運グッズ』を入れた所で効果はあまり期待出来ません。

 また通帳や大事な物をお財布の中に入れられている方もいらっしゃいますが、

お財布は悪まで『お金』のためのお部屋ですので是非、お金のために使って頂きたいと思います。

 そして『お金』に対して不安な気持ちを持っていると不思議とお金は入ってこなかったり、入ったとしても不安で直ぐに手放したい衝動にかられ、結局それが散財へと繋がってしまい『お金が無い』状態に陥ってしまいます。

 次に目には見えない『イメージ』の観点からお金を見てみると面白い共通点が浮き彫りにされます。

 それは『お金』に対して罪悪感・・例えば『お金を持っていると悪い事が起きる』とか『お金は人を狂わす』なんてイメージを持っている人は『お金がまわって来て自分に戻る』と言う事を信じていらっしゃらないんですね。

 例えば、物を買ってお金を払う・・これは当然の事なのですが、この時『お金が出て行った』事に対して罪悪感が生まれてしまうとそのお金は自分の所へはまわって来ないで何処か遠くへ飛んで行ってしまい、結果どんどんお金が減っていく事しか起こらなくなってしまいます。

 それが『このお金は何時か戻って来る』と思いながらお金を出す、もっと言えば

千円を払うと一万円戻って来るイメージを持つと不思議とお金はまわり出し、一瞬減ったとしてもまたしばらくするとちゃんと倍になって帰って来る事があります。

 お金を持つ事、払う事に対しての罪悪感はなるべく手放した方が良いですね。

 もっと言えば、嫌な気持ちでお金を払い購入した物はその物を見る度に

『なんで買ってしまったのだろう・・』と損をした気持ちに陥り、結局お金を失うだけでなくその物も生かされる事がありません。

 そして払うお金に対して『戻る』『生かされる』と言う気持ちを持ちながら使う事によって、それはまた『金運上昇』として戻る場合もあれば何か別のチャンスに変える事が出来ます。

 例えば、スキルアップの為の勉強や習い事でお金が必要だとします。

 その時『お金がかかってしまうから止めよう・・』とお金が出て行くイメージしか思いうかばず断念するのか、『この投資したお金は将来、スキルアップに繋がって豊かな物として帰って来る!』と自分が出したお金が未来の良い型となって帰って来ると思うかでその後の結果はだいぶ違って来ます。

 良いイメージを持てばその時に出したお金は将来『収入アップ』や『やる気の向上』へ繋がって行き、最初に払ったお金よりも倍になって自分の所に戻って来ます。

 しかし『お金が出て行く』イメージしか持てなくなると本当にお金は消えてなくなってしまうんですよね。

 イメージの持ち方に寄って『金運』は変わる・・これこそお金の不思議です・笑。

 多くの皆さんは『私には金運は無いのでは?』と心配されています。

 基本的に『金運が無い人』は存在しませんし、もっと言えば『他の運は持っていて金運だけ無い』と言う事は考えにくいです。

 ただ『金運』はお金と言う目に見える物で如実に状態が解るので『有る・無し』を感じてしまうものであって『運』と言うカンテゴリーで言うとそれだけ無いと言う事はありえません。

 例えば『仕事運はあるのに金運は無い』と感じられるのであれば、それはお金の使い方や考え方に問題があるのであって『金運が無い』と言う事ではありません。

 そして最後に『お金』は時に、厄払いや悪運を避けるための浄化作用があります。

 『厄年に散財すると良い』と言うジンクスを聞いた事があると思います。

 これは『厄年』に限らず、運気が低迷している時に『災い事』をお金に変えて手放す事によって他の運に影響させない事を表しているんですね。

 解りやすく言えば、日本に『大祓(おおはらい)』と言う節目の神事があり、その時、紙で出来た『人形(ヒトカタ)』を身体にペタペタと貼付けて厄を移し、

御焚き上げや川に流す風習が存在します。

 要するにその『人形(ヒトカタ)』の作用とお金を使う事が同じ効果を表しているんですね。 

 私自身もその効果を意識している事はあって、やたらとお金が出て行く時

『あ〜・・お金ばっかり出て行く・・』とネガティブに考えず

『これは何かの代わりになってくれているんだ感謝しよう』と思うように心がけています。

 今回は『お金の不思議』について書かせて頂きましたけれど、次回は折角ですので『お金と仲良くなる方法』をお届けしたいと思います・笑。

 

年末や年の半分である6月に神社・お寺では厄落としと無病息災を願う『大祓い』と言う神事が執り行われます。
写真はその時に使用する『人形(ヒトカタ)』で人の形に切り取られた紙に年齢と氏名を書いて自分の身代わりとなってもらう風習があります。

仙台の金蛇水神社は商売繁盛・金運アップのご利益がある事で有名です。
この黄色い布は通帳などお金に関する物を収納するために使っています。

山梨県・甲府に鎮座される『金櫻(かなざくら)神社』は『火の玉』『水の玉』と呼ばれる御神宝があります。
そして社務所ではそれこそ黄金の輝きを放つ黄水晶が購入出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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