美人への道
〜ニッポンの美しい女神たちへ〜 Vol. 56
2016年のキーワードは『祈る力』・・☆
新しい年を迎え、毎年第一回目のコラムはその年の特徴を表すキーワードをお届けしています。
今までのキーワードの流れは2012年『体質改善』から始り、『ニューバランス』
『良縁成就』そして『自分らしさ』となっていました。
『キーワード』とは其の名の如く、何かを達成させる為のポイントとなる言葉を意味します。
そして毎年お届けしている理由は新しい幕開けの年始に運気の流れを推測する事によって有意義に過ごす方法を考えられたり『ポイント』を見つける事で
何かのキッカケを掴む手助けとなります。
簡単に言えば受験の時『○○校へ行きたい!』と目標がある方が勉強に力が入るのと同じなんですね。
その観点から見ても『キーワード』はある意味、その年の『目標』となる訳です。
ちなみに来年に向けてのキーワードは急に降りて来るものではありません。
自然の法則や世の中の流れを予見し、予測を立てる事から生み出している言葉です。
そして不思議な事に目に見えない『波動・気』は着実に私たちの日常の中に影響を及ぼしていて気付く、気付かないは別として毎年その年を象徴する出来事が起こっているのも事実。
実際に去年掲げた『自分らしさ』の内容では、その流れで『自分を大切にしようと思いました』と言う言葉を年間通じて沢山耳にしました。
そして鑑定のお仕事の時でも『自分がどんな人物なのか?何を望んでいるのか?』を良く問いかけられました。
自分の事を客観的に見るのは難しいですよね。
でも、その前に『自分自身』へ意識を向けた事が今まで以上に多かったと自覚した方も大勢いらっしゃると思います。
それが目に見えない『波動・気』も影響している部分です。
そんな『自分らしさ』にフォーカスした翌年のキーワードは『祈る力』を掲げました。
私は密教と数秘と言う『自然の元素』からなる動きを説いた思想と原理が好きで、仕事や日常の中で良く取入れています。
人にはそれぞれ千差万別の好みと考え方がありますけれど、この『自然の元素』を意識に入れている理由として、人は自然から生まれた生き物である・・と言う所です。
古代の人々はその思想を特に強く感じていました。もっと言えば、自然の法則に従わなければ生きて行く事が出来なかったので、目に見えない全ての物に意識を傾け共存して来たと思います。
そんな古代からの思想で普遍的に変わらない事・・
それは『祈る』と言う事です。
『祈り』は宗教・思想により唱え方や内容が変わっていますけれど根本的な部分では『祈り=念』と言う所に境界線はありません。
そして誰もが出来る事です。
幸せになる為に人は色んな情報を取り入れ、模索しますよね。
時にどの方法が自分に合っているのか?有効なのか?解らなくなり彷徨ってしまう事も多々あります。
そんな中で『祈り』は何よりも自分を奮い立たせる為に有効な手段となります。
『今年こそ良い年にしたい!』と唱えながら初詣で手を合わし、良い結果に導かれた事への感謝の気持ち、そして願いを叶えたい時も心の中で『祈り』ます。
ただ心の中で唱える事が・・
と思われるかもしれませんが、最初に述べたように自然と人間が共存している事は、全てに繋がっている事に比例するのです。
人間の目に見えている部分は本当に一部のものだけ・・。
もっと言えば目に見えない物の方が断然に多く、しかも様々な影響力を及ぼしています。
良く『イメトレ』や『ポジティブシンキング』と言う言葉を耳にされると思います。
去年に限っては『ルーティーン』が一番印象深い言葉ですよね・笑。
それら全ての源は『祈る』事と同じ要素です。
2016年、自然の元素は『風のエレメント』。
『風のエレメント』は人々に『変革』や『気付き』を与えてるので今年は今までと違った行動や考えが出て来る方が多いと思います。
例えば、実家暮らしから独立して1人で生活をしたいと思うようになったりスキルアップのための勉強や資格を取りたいと考えたり、新しい趣味を探し出したりと『今までの自分』を変えたいと思う気持ちがかなりアップします。
それは人間関係・恋愛にも影響し、友人や家族・パートナーとの関係をもう一度見直したくなったり『自分にとって相手にとってどのような関係が良いのか?お互いがどのように感じているか?』と言う部分を考え直す機会が増えるのかもしれません。
何か大きな動きをしない限り、人生はずっと平坦で変化に乏しいものかもしれません。
しかし、その中でも個人レベルで考えると日々模索しながら前に進んでいるのも確かだと思います。
そして時に悩んだり立ち止まったり、また嬉しい事や楽しい事を経験しながら自分を成長させています。
今年のキーワード『祈りの力』を意識する事は平凡な日常の中でも確実に自己変革を促してくれます。
『変革・気付き』を自分の理想(こうなりたい)と言う強いイメージを祈りの力に込めて日々、心の中で唱えてみてください。
内容は本人の自由です。
○ 今年こそ自分に合ったパートナーを見つける!
○ 今年こそ転職を成功させる!
○ 今年は家族みんなが健康で元気に過ごせる!
○ 今年は有意義な1年にする!
こんな感じで『叶えたい事・望んでいる事』を『祈り』と言うエネルギーに変えて頂きたいんですね。
出来れば年始に一度だけでなく、ふとした時で結構ですので自分の願いを反復して繰り返し祈りに思いを乗せてください。
それが徐々に単なる『叶えたい出来事』であった事が現実味を帯びて来ます。
ただし、ここで気をつけて頂きたいのは『ネガティブな願い』を『祈りの力』に変えない事です。
恋愛に例えると解りやすいのですが『この恋が成就する為に別れて欲しい!』とか『相手に幸せになって欲しくない』などを強く願ってしまうとその力は絶大で、ある意味叶ってしまうかもしれません。
しかし、ネガティブな思いは同時に自分の心を蝕んでしまうのも事実。
例え、無事相手と別れて自分の所へ来てくれたとしても何処か心の中に空虚感が生まれ、何時も不安な気持ちが離れる事がありません。・・不思議ですよね。
でも、人間誰でも自分が可愛いもの!『ネガティブな願いだな・・』と思う内容でしたら
『みんなが将来、幸せになりますように!』と願いを唱えれば良いのです。
それか、今まで神社参拝へ行った時の『願い方』でお伝えしていたように『お導きください!』と言う言霊はネガティブな要素が一切入っていません。
『風のエレメント』は風そのものの意味があるので良い意味でも悪い意味でも大きな揺さぶりが起こりやすい年となります。
それを『恐れ』ではなく逆手に取って『追い風』に変えられるよう、しっかりと自分の希望や願いを『祈りの力』に乗せて頂きたいと思います。
『戦う』のではなく『祈る』・・。
今、混沌とした世の中の動きだからこそ『祈りの力』は重要なキーワードなのかもしれません。
今年も、皆様にとって有意義な内容となるコラムを書いて行きますので是非、参考にしてみてください。
それでは数多くの願いが『祈りの力』によって叶いますように・・。
神社仏閣の多い京都では年間通じて『縁日』が開催される事が多くあります。
弘法大師ゆかりの東寺では毎月21日に『弘法市』が開催され、特に年末の『しまい弘法』年始の『お初弘法』は出店数も多く大変な賑わいを見せてくれます。
『着だおれ』の古都、京都らしく多くのアンティーク着物や生地も目に付きます。
特に『弘法市』の骨董品は有名で豊かな品揃えとたまにお宝が眠っている事もあります。
関西らしく、どれだけ値引きして買うのかがポイントです・笑。