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〜ニッポンの美しい女神たちへ〜 Vol. 39
emy版お神籤小事典・・☆
近年の『神社参拝』ブームに伴い、御朱印を書いて頂いたり、お神籤を引いてみたりと、本殿で手を合わせる以外に色々と楽しまれている事があると思います。
そんな『神社』は願いを叶える聖地だけでなく、汚れた心身を祓い落としてもらったり、宮司さんのお話や、引いたお神籤に元気を頂く事もありますよね。
時に『学びの場』に変わって古来からずっと守り続けられた自然崇拝は、背筋をピンっと正してくれます。
出雲bijinでは年に2回、素晴らしい聖地を回る『参拝ツアー』を企画していまして、2日間の可能な限り、神社を巡って行きます。
そして『お神籤』を引くのも女子たちのお楽しみの1つ・・。
『当たるも八卦、当たらぬも八卦』の言葉通り、多くのお神籤に書かれている『大吉』『大凶』などの文字がとても気になる所ですが、何よりも大事なのはその中に書かれている『訓』や『言葉』です。
今回はそんな『お神籤』にまつわるエピソードを書いてみます。
それは決してルールや規則としてお伝えするのではなく、長年参拝へ行って神社のお神籤を引いた経験から書かせて頂きますのでかなり『emy's method』となりますけれど、参考にして頂けると幸いです。
まず、素朴な疑問・・『小吉』『末吉』はどちらが上なの?
と迷われる事がありますよね。
最初に『大吉』『大凶』は関係無い!っと言いつつも、順番が気になる方もいらっしゃるでしょうから、『お神籤の順番』をお教えしますね。
まず『大吉』から始まって『吉』『中吉』『小吉』『末吉』に続き『凶』『大凶』で終わります。
ある文献では『何も書いていない吉は、末吉の次』と書かれている事もありますけれどね。個人的には『大吉』の次は『吉』が強いと思っています。
中には珍しい所で『大吉』とかではなく『良』『平』とか書かれている所もありますし、何も書かれず『訓』や『文章』だけのお神籤も存在します。
次に良く聞かれるのは
『最初に引いたお神籤が『凶』だったので立て続けに引いてしまいましたけれど、それは大丈夫なのでしょうか?』
と言うご質問。
基本的に同じ神社で何回もお神籤を引く事はタブーとされていません。
内容を読んで納得されずに、もう一度引いてみる・・その心情はお察ししますけれど、出来れば違う神社でもう一度、お神籤を引かれた方が良いと思います。
ほとんどのお神籤のメッセージはドンピシャに降りて来る事が多いのですが、まれに相性やその時のコンディションが影響するのでしょうか?あまり心に響かないメッセージが降りて来る事もあります。
そんな時は場所を変えてもう一度、引き直される事をお勧めしますね。
ほとんどのお神籤には『願望』『待人』『失物』『旅行』『商売』『学問』『相場』『争事』『恋愛』『転居』『出産』『病気』『縁談』など細かい項目別にお言葉が書かれています。
全ての項目が自分にあてはまっている事は大変まれで、大体はその時、自分が気になっている部分の項目のお言葉を受け取られれば良いと思います。
一番、大事なのは項目の上に書かれいる文章・・。
例えば『大吉』を引いていたとしても
〜自分の仕事を大事と励み、色や酒に溺れるな〜
と書かれていると、順調な運気の時程、おごり高ぶったり緊張が緩んでいたりしがちなので常にちゃんと足下を見るよう戒められます。
逆に『大凶』であったとしても、
〜何ごとも正直にして他人を恨まず仕事大事と励め〜
と書かれていると、運気のどん底と言うよりも日々、正直に生きていると良い事が起こりますよ・・と言うような希望がもてる内容です。
そしてお神籤の不思議は落ち込んでいたり、悩みを多く抱えている時程、まるで天の神々がその心情を察しているかのようなメッセージが書かれている事です。
皆さんもそんな経験はありませんか?
私は本殿で手を合わせている時、良く唱える言葉があります。
〜私の今の状態や、必要な事へのメッセージをお神籤で教えてください〜
そしてその後、お神籤を引いてみると、まるでその答えが其処に綴られているように並んでいる時があります。
こんな感じで、何げなく引いてみるのも良いのですが、自分が抱えている問題に対しての答えをお神籤に託してみるのも良いかもしれません。
そしてお神籤は『占い』の要素だけでなく『メッセージ』として受け取る事が多くあります。
その中でもお神籤を開いた時に裏側に書かれている『神の教(訓)』は
時に考えさせられる内容が書かれていますよね。
『訓』は短歌で表現されたり、説法的な言葉で綴られています。
今まで色んなお言葉を頂いた『神の教(訓)』の中でも特に心に響いたお言葉をあげてみたいと思います。
〜美しい自分の心が拝む事によってピッタリ一つに照らし合わされれば、邪魔の入る一分の隙もない。〜
〜謙虚な気持ちで自然と向き合えば、生かされているこへの感謝の念がおのずと芽生え、そして神様は豊かな稔りを約束してくださる〜
どちらも古来の日本人が持ち合わせている『感覚』を呼び覚ましてくれるような内容です。
日常にまみれてなかなか自分の状態を思い起こせない時に『神の教』は、心の中を響かせてくれますよね。
そして最後に気になるのはお神籤に書かれている『番号』です。
表に記載されている『数字』はそのお神籤が『大吉』かどうか解る前、一番最初に目に飛び込んでくるものです。
お神籤は1番から100番まで記されているらしく、特に50番以上の『番号』を目にした事はありません。
神社によっては大体、50番・60番くらいまでの数字を置かれている事をお聞きしていますけれど、お客様から99番、100番のお神籤を見せて頂いた事があります。まさにこれらはプレミアものですね・笑。
私たちがなにげに目にしている『数字』も深い意味があります。
この辺りは『数秘術』の世界にも繋がって行くので語り出したら切りが無いのですが、以前、emyブログでもお伝えしたように、引かれたお神籤に番号が記載されていたら、下記の意味もプラスしてみてください。
2ケタの数字は1ケタに直します。
例えば『12番』であれば『1+2=3番』『38番』であれば『3+8=11,1+1=2番』と言う具合に全て1ケタに直して行きます。
そして1ケタになった数字の意味は下記の通り。
『1』 新しい扉が開かれる
『2』 友人がキーワード
『3』 努力の成功
『4』 現実的な問題に集中
『5』 海外との縁が深い
『6』 家庭の中に答えあり
『7』 個性が発揮される時
『8』 影響を受けやすい時期
『9』 精神的な向上
これらの言葉の意味は『数秘術』の観点から解読しているものです。
お神籤の中に書かれている内容にプラスして受け取ってくださいね。
私は引いたお神籤で心に残るお言葉を受け取った時、御朱印帳や手帳に挟んで読み返す事があります。
そして年に何回も引いているとそれらがたまって来てしまいますよね。
大体、1年を目安にたまったお神籤は和紙に包んで神社の境内にある『古神札』などを納める場所にお返しをしたり、お神籤を結ぶ場所にまとめて結ばさせて頂く事があります。
※引いた場所と同じ神社へお返しするのはなかなか出来ないものですので、
神社の場所は拘らず、参拝へ行った場所で結ばせて頂きます。
気になるお神籤を何時までも手元に置いておく事も決して悪い事ではありません。
しかし、未来へ向けて状況が変わる中、お神籤のメッセージも変化が伴って行きます。
お神籤は『今』の状態を読み解く言霊でもあります。
今後、神社参拝へ行かれる時、そんなお神籤からのメッセージも注意深く受け取ってみてくださいね。
山梨県・北口本宮冨士浅間神社のお神籤
『小吉』でしたけれど、内容がとても印象深かったので御朱印帳に挟んでいました。
宮崎県・高千穂神社
『大吉』を引きましたけれど、内容は身が引き締まる感じです・笑
静岡県・秋葉神社(上社)
お神籤にも御神紋が入っていてオリジナリティー色が強いお神籤です。