美人への道
〜ニッポンの美しい女神たちへ〜 Vol. 38
目に見えないメッセージたち・・☆
梅雨明けと共に、今年も猛暑が予想される厳しい夏となりそうな日本。
『ゲリラ豪雨』『土砂災害』『台風』『雷』など、日々心が痛むニュースが飛び込んで
しまうのもこの自然豊かな島国の定めです。
そして、夏と言えば全国各地で先祖や亡き魂を鎮めるためのお祭りや神事、お墓参り
などの鎮魂行事が盛んに執り行われますよね。
実際に、夏休みを兼ねてふるさとへ帰省されたりお墓参りへ行かれる方も
多いのではないでしょうか?
出雲bijinコラムでは、今まで『美人への道』をテーマに開運法や日頃気付く事が出来
ない深層心理の世界など色んな角度で書かせて頂いております。
そして今回は、夏の季節に伴いちょっと摩訶不思議なエピソードをお届けしたいと
思います。
まず始めは『お盆』の由来について簡単に説明しますね。
古来からの習慣の中に『神様・先祖が子孫の元に会いに来る時期』が年に二回ありました。
それは初春と初秋の満月で、今で言うお正月は神様(歳神様)をお家に迎えて1年の無病息災を願い、後半の7月過ぎには先祖が子孫に会いに来て先祖の御霊を供養する事により子孫繁栄を願って来ました。
お正月は神道、お盆は仏教、神仏習合の日本らしい風習です。
(お正月にお墓参りをされる習慣の地域もありますよね)
そして大きな丸い盆にお供え物を置いた事からも『お盆』と言う名前がついています。
私たちは見えない御霊を敬う日本人の気質に付随していて昔から現代に至るまで形が少々変わっていても、大事に守り続けて来ました。
『見えない魂を敬う』・・この精神が私たちの根底にある背景には『虫の知らせ』だったり『予感・予知』だったり、気配だったり『目に見えないもの』を感じる力が備わっているからだと思います。
誰でも一度は『あれ?』っと思うような体験をされていませんか?
今回ご紹介するエピソードはまさに『目に見えない力』が関係しているものです。
とても不思議なエピソードたちですが『そんなのありえる訳ではない!』と思う以前にそれらの力によって心が救われた事は事実。
そしてこのお話は電話鑑定を通じてお聞きしたもので、ご紹介にあたりお客様からはご了承を得ています。
(エピソード其の一*転職活動を手伝ってくれた亡き祖父)
40歳前半の女性Aさんは独身でもあり、これからの自分の人生を考えて派遣ではなく
ちゃんと正社員として、長年勤める事が出来る職場を探されていました。
しかし年齢の事も影響しているのかなかなか見つける事が出来ません。
彼女は職種に拘る事なく、年齢と今までの実績が生かせる職場を探し続けて半年以上経っていました。
そしてお盆の時期では無かったのですが、何となく幼少の頃可愛がってくれた亡き祖父の事を思い出し、お墓参りに行ったそうです。
それから数ヶ月経った頃、不思議な事が起こり始めました。
まず、気になる会社が出て来たので面接に行こうとすると、電車が遅れたりちゃんと面接会場に到着しなかったりとまるで誰かが止めには入っているかのように邪魔が入ったそうです。
そして、彼女は面接にまでこじつけれない会社とは縁が無かったのだと諦めました。
この後も同じような状態が何度も続きます。
『今は転職する時期じゃないのかな?』と半信半疑になっていると、面接までこじつけれない会社へ行こうとする前日、お墓参りに行った亡き祖父が夢に出て来ていた事を思い出しました。
『もしかして、面接に行けない会社は私にとって良くなくてそれを祖父が夢で
教えてくれているのかしら?』
と感じ始めました。
それから更に数ヶ月後、彼女はやっと御縁のある会社へ就職する事が出来ました。
その時は最終面接まで何のトラブルも無く、スムーズに運んで行ったそうです。
そして亡き祖父が夢枕に立つ事も無かったとか・・。
新しい職場は働きだして数日経った時、ある雑誌に目を通していると今問題となっている『ブラック企業』の特集ページがありました。
其処にピックアップされている何社かは驚く事に彼女が、面接へ向かう時邪魔されて行けなかった会社でした。
その時彼女は思ったそうです。
『亡き祖父が私の転職活動を手伝ってくれたんだ!』
実際にその因果関係が本物かどうか確証出来ません。
しかし、私はこのお話を聞いた時『目に見えない力』はあるのかもしれない・・
と思いましたね。
(エピソード其の二*運命のパートナーの御縁を繋げてくれた猫)
このお話は4年程前にemyブログ『極楽手帳』でも紹介させて頂いたとても不思議なペットとの絆のエピソードです。
50代を目前にして仕事一筋、キャリアウーマンを貫いている女性がいました。
浮いた話題も出て来ないBさんは周りでも『結婚しない女』とレッテルを貼られている感じでした。
しかし、彼女の鑑定依頼は『仕事』の事では無く『恋愛』の事。
生涯、独身でいようとは望んでいないのに、何故か恋愛に対して前向きな気持ちになれない。出会いが無い訳じゃないけれど、何故か長続きしない・・。
そんな悩みを持つ彼女の心の中を覗くと最愛の猫の死から立ち直る事が出来ない、悲しみで埋めつくされていました。
そう・・いわゆる『ペットロス』です。
私はBさんが猫を飼っている話など一切聞いていなかったのでその辺りを詳しく聞くと・・
『私・・10年前に最愛の猫を亡くしちゃっても〜辛くて辛くて・・
その気持ちを封じ込めるかのようにがむしゃらに仕事をして来ました。』
そして更に封じ込めていた彼女の思いが一気に出て来ます。
『凄く頭が良くてプライドも高い猫でした。
その当時、付き合っていた彼に全然なつかなかったのでてっきり嫉妬をしているかと
思ったら、その彼と別れた後、私に隠し事をしていた事が解りまして・・あの子はきっとそれを既に察知して私に警告していたのだと思いました。
そんな彼女の存在が大き過ぎて亡くてからの10年以上、がむしゃらに仕事に打ち込んで来たのだと思います』
ペットリーディングで亡きペットの魂を呼ぶ事もありますので、彼女が今抱えている『ペットロス』の状態を緩和させる為にはやはりその最愛の猫ちゃんからメッセージをお伝えするしかありません。
その猫ちゃんの名前を聞いて意識を集中すると、映像が浮かんで来ました。
(白い大きな橋・海・島の角の地形・・)関西出身の私は瞬時にその場所は四国の徳島県・鳴門市だと感じました。
彼女は東京在中なのに何故徳島県が??
その事を彼女に伝えるといきなりわぁ〜っと泣き出されました。
『私・・15年前、転勤で徳島県にいました!その時、あの子と出会ったんです!』
なぜ、出会いの場となった徳島県が降りて来たのか?
もっと猫ちゃんの思いを読んで行くとどうやら其処の場所へ行って来て欲しそうでした。
出会いの場所へフィードバックする事が猫ちゃんの供養と同時に彼女のトラウマが緩和されるのか・・?
その時は全く意味が解りませんでした。ただ、とりあえず行く事によって何かヒントが隠されているかもしれない事を彼女に伝えました。
その後、彼女からは2年程電話がかかって来ませんでした。
しかし、この空白の2年の間、彼女に驚くべき変化をもたらしていたんですね。
久しぶりに聞く彼女の声は明るく、幸せに満ち溢れていました。
『今日はemyさんに色々ご報告があります!早く話しをしたかったのだけど、あっと言う間に月日がたっちゃって・・』
と声を弾ませなが彼女の話は続きます。
最初の鑑定を受けた後、『ペットロス』から立ち直るために早く徳島県へ
行かなければならないと思っていても仕事の忙しさも重なり、なかなか行けなかったようでした。
そうしている内に奇遇にも徳島で働いていた時の彼女の部下が、結婚する事になり
上司である彼女がスピーチを任される事になりました。
そして日曜日の結婚式のために前日の土曜日に徳島県に入り、その猫ちゃんと出会った神社へ足を運ばれたそうです。
その神社は徳島県一宮の『大麻比古(おおあさひこ)神社』!
導きの神『猿田彦』が鎮座される素晴らしい神社です。
私は彼女がその神社へ行った事を聞いた時、背中がゾクゾクしました。
何故なら、亡き猫ちゃんの御霊が、彼女を導くためにその神社へ向かわせたように感じたからです。
出会った頃の楽しい思い出が頭に浮かび、参道を歩いていると心の中を浄化するかのようにポロポロと涙が出て来たそうです。
そして目の前に野良猫が現れた瞬間、彼女は天国へ行った愛猫が、姿を変えて自分の
ためにやって来てくれたのだと確信しました。
警戒心の強い野良猫は遠くから彼女を見つめているだけでしたけれど、彼女の身体の中は熱くなり、何だかふっきれた感じで心の中がスッキリと変化。
そして話はここで終わりではありません。
次の日、出席した結婚式で『ペット』の話題で盛り上がった同じテーブルの男性と意気投合し、あっと言う間に結婚されたそうです。
私はその話を聞いた時、亡き猫ちゃんはトラウマから解放させるだけでなく『結婚式』と言うお祝いの席で、ちゃんとパートナーとの出会いまで導いてくれたのだと思いました。
きっと前日に神社でデトックスされていなければ次の日、運命のパートナーと出会っていてもピンと来ていなかったかもしれません。
数多くのペットリーディングの中でこのエピソードは特に印象深いものでした。
しかも仕事にも理解がある素晴らしいご主人と出会われて、仕事もプライベートも順風満帆!2年前とは雲泥の差です・笑。
このエピソードも偶然が重なっただけなのかもしれません。
でも、亡き猫ちゃんのメッセージを降ろした時、彼女をしっかりと守っている純粋で優しい言葉が降りて来た時は思わず涙が出てしまいました。
私たちは何気なく日常を送っていても、知らず知らずと何か『見えない力』で動かされている事はあるのかもしれませんね。
『鑑定』と言うお仕事をしているとそんな感じて思う事が多いです。
京都下鴨神社・みたらし祭り
毎年、7月の土用の丑の日に境内の御手洗池に足を浸し無病息災を願う神事です。
手にはロウソクを持って川の中を歩いて行き、最後は参拝をしてロウソクを立てる京都の風物詩ですね。
京都・大文字送り火
毎年8月16日になると京都の五山は送り火で彩られます。
何時も夜8時ぴったりに点火が始まるのですが、311の時は鎮魂の祈りをあげてからの点火で5分程遅くなりました。
こちらも祇園祭に続く夏の京都の代表神事です。
和歌山県高野山・奥の院
真言宗の宗祖である空海が眠る奥の院には歴史的武将から現代の企業までありとあらゆるお墓を見る事が出来る摩訶不思議な空間が広がります。
暗い印象よりも歩きながら歴史の勉強が出来るような特別な場所です。