美人への道

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〜ニッポンの美しい女神たちへ〜 NO.35

 

 倭姫(ヤマトヒメ)と共に女性の美しさを内面から磨く! 

 

今月は、年に2回の出雲bijin企画『出雲国参拝ツアー』を開催しました。

今回は『番外編』として舞台を伊勢に移し、出雲との関係を紐解きながら

素晴らしい神社と聖地を巡りました。

 出雲を代表する神である素戔嗚尊(スサノヲ)、そして伊勢神宮を代表する天照大神は姉神・弟神の関係であり、それぞれの御霊(みたま)が鎮座される聖地は神話を通して様々な説が記されています。

集合場所の名古屋駅から最初に向かった鈴鹿市の『椿大神社』へ向かうバスの中で、それらに関連する『出雲』と『伊勢』の関係や何故日本の皇祖神が天照大神となった経緯についてご説明させて頂きました。

 そして今回のツアーで重要な鍵を握るのが、遠い昔・・古墳時代の垂仁天皇の第四皇女でもあり、優れた霊力を持った斎宮(巫女)だった『倭姫』でした。

 倭姫は、大国主命の御霊が鎮まる奈良県・大神神社から導きの神である『猿田彦大神』と共に、太陽神・天照大神をお奉りするのにふさわしい聖地を探す旅に出ます。

 そしてその軌跡となった地を今回は日本全国から集まってくれた女子たちと共に巡って行きました。

  伊勢と言えば代表される『伊勢神宮・外宮・内宮』となりますが、倭姫が巡った聖地は『別宮』の名の元、三重県周辺に多く点在しています。

 まだemy自身が『倭姫』の存在をあまり意識していない時に巡った、別宮の中でも特に素晴らしい『気』が流れている神社をピックアップして参拝ルートを決めたのですが、後でそれらの地が特に『倭姫』との繋がりが深い場所であった事を知った時、千年以上の時を超えてもぶれない聖地に天照大神の御霊(みたま)を鎮めて行った倭姫の霊力の高さを実感しました。

 そして単に霊力の高い斎宮であった以上に、日本の国の平和と繁栄を願った慈悲深い心と女性の優しさを兼ね備えた倭姫は『大和撫子』のモデルになったのではないかと思っています。(悪までもemyの想像ですが)

 そんな『倭姫』の軌跡を巡る事は、ツアーに参加された女子たちもきっと『内面の美しさ』が磨かれ、出雲bijinらしい旅となった事でしょう。

 それでは、ツアー模様のレポートをふまえながら今回のご報告を書きたいと思います。

 何時も遠方から集まられる事もあり、交通手段のトラブルが発生して定刻通りに集合出来ない事もありますけれど、今回はそんなトラブルも無く、順調な滑り出しでした。

 そして何時もお世話になっている一畑トラベルの立石さんやカメラマンのてっぺいちゃんは、バスと平行して車で移動しているのですが、

今回は他県での開催でしたので初めて2人の男性陣もバスへ乗られました。

 最初に向かう『椿大神社』は伊勢市より西北の鈴鹿山麓に鎮座されるので

移動時間も少し長め。

 しかし、道中色んなお話をさせて頂いた事と道路渋滞に巻き込まれなかったのであっと言う間に到着した感じでした。

 雑多な都会からいきなり静粛な深い緑の参道へ入り、既に皆さんは椿大神社の素晴らしさに魅了されていました。

 この神社でのお楽しみは何と言っても『椿恋みくじ』です!

本殿で手を合わせた後、既婚・未婚関係なく皆さんで『椿恋みくじ』を引いて楽しみました。

 中には赤・ピンク・白・アメノウズメノミコトの可愛いフィギアが入っていて特にアメノウズメノミコトを引くとそれは大吉に匹敵するような幸運です。

 

可愛いフィギアが入っている『椿恋みくじ』

 

 数名の女子たちがアメノウズメノミコトのフィギアを引かれて大盛り上がりでした・笑。

 御祭神の猿田彦大神の総本宮でもある『椿大神社』。

同じ境内には猿田彦大神の妻神でもあり、芸能の神様としても有名な『アメノウズメノミコト』が奉られている朱のお社があり、この日は祭り事をされていた様で沢山の方で賑わっていました。

 今回は鈴鹿市〜伊勢市〜伊勢志摩の方へと長距離移動となってしまうので、ゆっくりと参拝をする事が出来ません。

 ツアーに数回参加してくださっている女子たちもいらっしゃるので手際良く動いてくださり、本当に感謝でした。

 椿大神社の参拝後、時間を有効に使う為にバスの中でお弁当を食べながら次に向かったのは奥伊勢の『瀧原宮』です。

倭姫が伊勢の地で最初に天照大神をお奉りした伊勢神宮・別宮の『瀧原宮(たきはらのみや)』。

 こちらも深い緑の参道の先に伊勢神宮と同じ造りのシンプルなお社が、鎮座されています。

 遷宮に伴い、奥では大きな白い布に覆われ新しいお社の建設中だった事が少し残念でしたけれど、シンプルな中でも何か特別なエネルギーを皆様感じられたと思います。

  

深い森の中に佇む『瀧原宮』
 

 

  駐車場に隣接されたemyお勧めの道の駅では早速お買い物がスタート・笑。伊勢うどんを始め地場産業の品々を購入されていました。

 今回、時間的に一番頭を悩ませていたのは女性の願いを叶えてくれる地元感溢れる『神明神社』へ行くタイミングでした。

 最初に決めていた行程表だと17時を過ぎてしまっていて2日目の最後に参拝をする予定でしたけれど、それだと帰りの名古屋駅の到着時間が危うい感じでした。

 『瀧原宮』の参拝後、ルート検索を繰り返しながら最初の行程だった伊勢志摩の『伊雑宮(いざわのみや)』〜『佐美長神社』から急遽『神明神社』を先に行く事に変更。

 驚く事に『伊雑宮』は18時まで大丈夫との確認が取られましたので(大体神社は17時終了が多いです)ルート変更が可能となりました。

 最近ではメディアの紹介もブームの火付けとなり『神明神社』は私たち以外にも多くの女性参拝者が来られています。

 それは『石神さん』と呼ばれる美人の神様・タマヨリヒメのお社に、願い事を書いたピンクの紙を入れると願いを聞き入れてくれるからです。

 後、手作りの麻袋に魔除けの呪文が描かれている御守りも皆さん、ご友人の分までかなり大量に購入されていて、かなり時間を取ってしまいこの時点で既に17時を過ぎていました。

 

石神さんに願い事を書く女子たち・・
 

 

 しかし『神明神社』から『伊雑宮』までは30分位で行けますので18時ギリギリ前に到着し、無事参拝する事が出来ました。

  

夕刻ギリギリに『伊雑宮』へ到着!

  そして初日最後に訪れた『佐美長神社』は社務所も無く、小さなパワースポットなので時間が許す限り皆で思いっきりエネルギーチャージをしました。

 この神社は道路の脇に小さな鳥居があって知らなければ通り過ぎるような場所に鎮座されています。  

 鳥居をくぐると直ぐにうっそうと茂った木々とその間に石段があり、其処を登るとぱ〜〜っと摩訶不思議な異次元空間が広がります。

 不思議とその空間は円形になった自然の木に囲まれていて、宇宙と繋がっているような感じ。

 思わず皆さん空を仰ぎ、寝転がる女子もいたりとそれぞれが自然の叡智に繋がっているようでした。

 

てっぺいちゃん激写!
佐美長神社を丸く囲む木々。

 

 明かりも何もない佐美長神社は夕暮れギリギリまで異次元空間を満喫し

その後、宿泊先のホテルへ向かいました。

 これで1日目の予定は全て無事終了です!

 佐美長神社から宿泊先のホテルまでさほど時間はかからないにしろ、到着時刻は19時近くになっていました。

 それから皆様にお部屋へ入って温泉を楽しんで頂き、宴会スタートは20時と少し遅めでした。

 今回は神楽がありませんので、遅めのスタートでもゆっくりと食事を取る事が出来、その後は恒例の2次会『大女子会』のスタートです。

 旅の疲れも何処へやら・・神様カードを引きながらほぼ全員参加の女子たちは『emyの一言アドバイス』に耳を傾けてくれました。

 相変わらず恐るべし『神様カード』で、各自降りて来るお言葉がドンピシャだったようでしたね・笑。

 この2次会も参拝ツアーの恒例行事となりつつあります・笑。

 そして翌日は朝7時の出発でしたけれど、前日の疲れも感じない程皆様元気に挨拶をしながらバスへ乗り込んで来られました。

 そして2日目はいよいよメインとなる『伊勢神宮・外宮』からのスタート。

 朝8時過ぎとあってまだ参拝客はまばらでサクサクと進む事が出来ました。

 天照大神の食事を司る食神の『豊受大神(トヨウケビメ)』を奉る外宮は、内宮と共に大事なポイントとなる神宮で、中心となる御正殿(ごしょうでん)から参拝を始め『土宮』〜『多賀宮』〜『風宮』へと続きました。

 

2日目の最初は伊勢神宮・外宮へ・・。
最初に御正殿へ向かいます。

  次に向かうは朝早くから既に混雑の兆しが見えている『内宮』。

 私たちは9時ちょっと前から五十鈴川を渡り『御正殿』へ向かいましたけれど、後を振り返ればドンドン人が集まって来ます。

 さすが、日本の総氏神様だけあって、昔から変わる事なく国民のほとんどが一度は足を踏み入れた事がある聖地!

 おかげさまでこれまたサクサクと参拝する事が出来、『荒祭宮』〜『風日祈宮』と続き最後は五十鈴川の脇に鎮座される水神の『滝祭神』で参拝は無事終了。時計を見ると10時を少し回った所でした。

 

続きまして伊勢神宮・内宮
新しくなったお宮の前でお宮の説明中。

  周りを見渡すと既に大勢の参拝客が御正殿に向かって歩かれています。

予定時刻より1時間も早く終了する事が出来たので、予定に入れていなかった『月讀宮』へ急遽向かう事にしました。

 この混雑の中、バスを呼ぶのは難しかったので皆さんの了解を経て『月讀宮』まで歩いて行きました。

 思ったより遠かったのですが、みなさん楽しく喋りながら楽しいお散歩コースの様に『月讀宮』へ到着。

 内宮とは両極端のひっそりと静まった神秘の聖地です。

 イレギュラーでしたけれど、私自身もこのお宮の空間が大好きで、皆さんも足を運べて満足そうでした。

 結局、お昼の食事を予定していた内宮の『おかげ横町』へ着いたのが30分もずれてしまいましたけれど、最終的に帳尻が合う所がこれまた奇跡!笑。

 そしてお昼ご飯は伊勢名物の『伊勢うどん』と『てごね寿司』でした。

 『おかげ横町』でも皆様は『赤福』など色々お土産物を買われてバスへ戻り次は『倭姫宮』へ向かいます。

  伊勢神宮は別宮でも千年近い歴史がある中で『倭姫宮』は伊勢の礎を築いたのに創建されたのは大正時代と割に新しいお宮となります。

 しかし『倭姫宮』へ続く道路や境内の森は、何処となく格調の高い雰囲気をかもし出しています。

 そして今回の集合写真は倭姫が奉られているお宮の前で撮らせて頂きましました。

倭姫宮で皆さんと記念撮影大会!

 そしていよいよ最後は『夫婦岩』でも有名な『二見興玉神社』へ向かいます。

 海岸沿いに並ぶお社には海の神様や龍神そして導きの神・猿田彦大神とアメノウズメノミコトが奉られ、中心の本殿には五穀豊穣・商売繁盛の神・ウガノミタマノオオカミが鎮座されます。

 その昔『浜参宮』と呼ばれ、大事な伊勢詣での前にこの二見浦で禊とお祓いを受けてから伊勢へ向かったと言う重要な神社。

 それまで私たちは素晴らしい聖地でしっかりとデトックスや願い事に手を合わせて来ましたけれど、総仕上げの様に女子たちは最後までしっかりと参拝をされていました。

二見興玉神社で最後のお願い事を唱えて手を合わします。

  これで今回のツアーは全て終了です。

 二見から最初の集合場所で解散場所となる名古屋駅までバスで約2時間。

 昨日から今朝の早朝へとかなりハードな内容でしたので、帰りのバスは心地よい揺れの中、仮眠をとるようにほぼ全員寝てしまいました・笑。

 何時もそうですけれど楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。

 名古屋駅に近づいて来た時、emyと小村さんは最後のご挨拶をさせて頂きました。

 その時にも少しお伝えした事なのですが、この『出雲国参拝ツアー』へ参加して頂く事によって私たちが住んでいる『日本』と言う国がどれだけ素晴らしい歴史と文化を持っているのか再確認して頂きたいと願っています。

 そして、その中でemyが昔で言う『斎宮(巫女)』のように、降りて来るメッセージをお伝えしながら・・時に女子たちから受ける質問に答えながらひと味違った参拝の旅となる事を目指しています。

 次回、秋に開催するツアーは神々の息吹を感じる事が出来る『出雲国』へまた舞台を戻し、女子たちを素晴らしい神社や聖地へとご案内させて頂きます。

 其処が『聖地』と呼ばれるのには必ず理由があります。

 またそんな歴史的な背景やemyの想像を含め、皆様に楽しく神社へ触れて頂けるよう頑張って行きますので今後とも宜しくお願いします!

 そして最後に改めて今回、ご参加頂いた女子たちに心よりあつく御礼申し上げます。

 本当にありがとうございました!そしてまた秋にお会いしましょうね!

 

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