美人への道
〜ニッポンの美しい女神たちへ〜
Vol.29 ムーンパワーの取り入れ方・・☆
9月に入り、残暑が続く中にも日に日に秋の気配を感じるような天候に変わって来ました。
今年は9月19日(木)が『中秋の名月』でしたね。
子供の頃、童話の世界で、十五夜にうさぎが月で餅つきなどしている姿が描かれていましたけれど、そもそも十五夜を楽しむ意味は何でしょうか?
十五夜は旧暦の8月15日にあたり、昔は7月〜9月が秋の季節でしたので、そのど真ん中の8月15日が『中秋』となります。
中秋の頃、天候的にも大陸から乾いた空気が入り、澄み切った夜空に満月が奇麗に見える事から『お月見』と言う風習が生まれました。
そしてお月見の時に飾る満月のような丸いお団子は、月の満ち欠けの感謝の気持ちと重なっています。
月は欠けて満と言う姿を繰り返し、それは満月と『農作物の収穫』『生命の誕生』を重ね合わせ、先祖から引き継がれている生命のサイクルに感謝の気持ちを捧げる物となっています。
そんな満ち欠けをする月のエネルギーは私たちを含めた生物たちに様々な影響を及ぼしているのも確かです。
科学的な根拠はハッキリとしていませんが、満月に子供の出生率が増えるデーターもありますし、満月に自律神経が刺激され、感情の起伏が激しくなる方もいらっしゃいます。
太陽暦の新月・満月に合わせて神事を行われる事もありますし、満月のサイクルでお給料日となっている場合も多いです。
きっとそのサイクルから『満月=金運アップ』説がささやかれているのかもしれません。
自然の力を取り入れる事は非科学的に捉えられるかもしれませんが、
自然と共存していた先人たちの知恵や思想は現代でも活用する事が出来ると
思っています。
今回はそんな『ムーンパワー』の活用法をお届けしたいと思います。
新月を『0』のスタート地点として満月は完成の『10』と言う具合に10段階で解りやすく分けてみます。
それを1ヶ月のサイクルの中に取り入れると、大体10日前後の感覚で段階が進むと思って下さい。
なのでドンピシャに『新月の日』でなくてもその前後、3日間はその効力が同じと考えてくださって大丈夫です。
3日が過ぎ、後の7日間くらいはあまり大きな影響の出ない、平穏な時。
何か悩みや重大な事を控えていない時は平常通り、月のサイクルに身を任せておいて結構です。
パワーと取り入れる時は何かと集中力がいるもの・・。
何時も何時も集中し続ける事は困難ですし、神経が参ってしまいますから・・笑。
悪までもムーン・パワーを取り入れるのは自分にとって何かしら必要と感じた時です。
そんな時に取り入れる方法の一環として参考にしてくださいね。
スタート地点となる『0』の新月に新しい物事を始めたり、お財布を使い始めたり生活の中に何か新しい事を取り入れる事をお勧めします。
『0』地点でスタートしたものは段々とその中にエネルギーが注入され、『陰』から『陽』のエネルギーに変化させる事が出来ます。
エネルギーが『10』の時に始めた後は『0』に向かってエネルギーが減退してしまい、始め勢いがあった物が少しずつその勢いを無くしてしまいますので、現状を打破したい、運気の流れを変えたいと願っている時は特に『新月スタート』を意識してみてください。
しかし、例外もあって引っ越しなど新しい家・部屋に住む事に関しては『満月』に近い日をお勧めしています。
その部屋のエネルギーが『10』に近い時にその家に入る事は同時に素晴らしプラスエネルギーを取り入れる事が出来、やる気や未来に対してポジティブな気持ちへと誘ってくれます。
もし、満月に近い日にちに引っ越せない場合、その家の浄化や運気を根付かせる『観葉植物』を出来るだけ満月の近い日に部屋へ置いて下さい。
植物は目に見えないエネルギーのバロメーター。
その部屋のマイナス部分を吸い取ってくれ、プラスのエネルギーを放出してくれますので大変解りやすいです。
次に新月から三日月になって半月となる頃を『5』と考えると、その時は地点に比べると積極性や良いアイデアが浮かぶ事が多くなります。
そして人間関係に関しても『5』の時は変化が出やすくなるので、恋愛や何かイベント事を企画されるのであれば『5』の段階の頃をお勧めします。
後、仕事面で転職など考える時に『5』の頃から次のビジョンを考えるようにされますと、未来へプラスに反映される事が多いです。
そして最大のエネルギーが充満する『10』は逆に気をつけなければなりません。
何故ならば、プラスの物が最大に発揮される反面、マイナスの物も大きく影響してしまうからです。
そのプラス・マイナスは月のエネルギーが起こすものではなく、それまで自分の中に秘めていた内なるエネルギーに『10』の力が加わって、表に出て来ると言う感じでしょうか?
『10』のエネルギーがポジティブに作用すると、チャンスの日に転じますし、逆に落ち込んだりイライラしている人にとってそのマイナスは大きく作用してしまいますので満月の時、マイナス思考が高まっていれば頭の中をからっぽにして静かに過ごす方が賢明かもしれません。
月は変わらず満ち欠けを繰り返すので焦る必要は全くないのです。
1年の内に人間の感情は様々に変化して行くのもの・・。
調子が出ない、悪い時は静かに自分の感情と素直に向き合い、次のチャンスに備える準備をしておけば良いのです。
『10』の満月から今度は『0』の新月へ向かう時、エネルギーは段々と静かに陰へと向かいます。
この間は疲れた身体や感情を癒す準備期間。
無理に新しい事を始めようとしたり、動く事を考えず『癒しの時間』として
取り入れてください。
日常の悩みやトラブルは以外と『10』の満月が近づいた時に起こりやすいもの。特に満月前後は感情が特に露見しやすいので気をつけなけば取り返しの着かない方向へと向かってしまいます。
問題解決の話し合いや終息の手だては『5』の段階の時にされるとスムーズに解決へ導かれます。
後、『ムーンパワー』を生かす為にサポートしてくれる天然石もあります。
皆さんも良くご存知の『ムーンストーン』。
名前がズバリ『月の石』となりますけれどこの天然石は月の満ち欠けで効力が変わって来ます。
『0』から『10』へ向かう時は女性性を高め、愛の守護として効力を発揮し、『10』から『0』へ向かう時は自分の内面に隠れている直感を引き出してくれます。
実は私個人の意見として、ムーンストーンだけではなく、天然石全体にこの法則が適用されるのではないかと思うのですが、実際に古代の神官たちが、
邪気を祓ったり未来を予見する時に使われていた経緯から『ムーンストーン』は月のエネルギーと繋がりやすいのではないかと考えられています。
こんな感じでざっと活用法を取り上げてみましたけれど、最も大事なのは
『自然』に対する崇敬の念です。これはどんなに文明が発展したとしても普遍的な幸せの条件として変えられるものではありません。
そして月の満ち欠けはインターネットでも検索出来ますし、カレンダーとして販売されていますので、日常の中で上手に取り入れてみてくださいね。
日本全国には月の神『月読命(ツクヨミ)』が奉られている神社も多く点在します。
その中でも、emyおすすめの『月読命』が御祭神の神社を三カ所ご紹介しましょう。
まず最初は山形県・羽黒山に鎮座される『出羽三山神社』
羽黒山・月山・湯殿山の総称の神社は『月読命』が主祭神で、
昔から修験道を中心とした山岳信仰の場となっています。
※写真はインターネットから抜粋
三重県伊勢・皇大神宮別宮『月讀宮』
天照大神が奉られる内宮と豊受大神が奉られる外宮の間に鎮座する月読命の御宮。
神秘のエネルギーに溢れた聖地です。
京都市・月読神社
西の方位を守護している松尾大社の近くに鎮座する神社。
境内には、安産信仰発祥の『月延石』が奉られている事から安産守護として崇められています。
※写真はインターネットより抜粋