美人への道
〜ニッポンの美しい女神たちへ〜
Vol.26 目の前に広がる様々なサイン・・☆
先月のコラムでは『成長』なのか『節目』なのかを見極めるポイントを色々と書かせて頂きました。
今月はそれに付随している内容の『サイン』について書きたいと思います。
ユーミンが荒井由美の時代『やさしさに包まれたなら』と言う曲があります。
映画『魔女の宅急便』の挿入歌でもありましたので多くの方が一度は耳にされた事があるのではないでしょうか?
ユーミンの歌詞は女性の心理や本性、そして時代にあった内容など鋭くえぐった内容も多いので共感したり、まるで『心の代弁者』のように感じる事があったりします。
その中で『やさしさに包まれたなら』は冒頭、
〜小さい頃は神さまがいて 不思議に夢を叶えてくれた〜
から始まってサビの部分、
〜目にうつるすべての事はメッセージ〜
で終わります。
子供の頃の無垢な感性を見事に歌い上げている内容なのですが、大人になった今でも『目にうつる全ての事はメッセージ』は『サイン』と言う言葉に置き換える事が出来ますよね。
私たちは、なにげない日常を送っている中でその『サイン』は様々な形で目の前に現れます。
一番解りやすいのが『数字のゾロ目』を良く見る事です。
ふとデジタル時計を見るとゾロ目だった・・
道を歩いていて走る車に目をやるとゾロ目のナンバープレートだった・・
チケットの番号、お買い物レシートがゾロ目だった・・
などの経験はありませんか?
『ゾロ目』と言うものはインパクトが強く、特に頭の中に印象が残りやすいものです。
精神世界では『天使のメッセージ』や『シンクロ二シティ(共時性)』などと言われますけれど、確かに『ゾロ目』を良く目にする時は、人生や物事の変わり目である事は確かに多いです。
『運気の流れ』と言うものは目に見えるものではありません。
しかし、それらは確かに存在しているものでその流れをキャッチする方法として『ゾロ目』を良く目にする『サイン』がやって来ます。
〜ゾロ目を良く見るけれど別に何も起こらない〜
そのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。
『ゾロ目』は何かを起こしてくれるアクションではなく『何かに気付いて下さい』『何かを始めるタイミングですよ』と言う『サイン』だと思います。
もし何かで悩んでいたり考え事をしている時、良く『ゾロ目』を目にされていれば『その悩み事の解決が近づいている』サインだと思っていてください。
それか、何かを始めようと考えている時は『運気の波が来ているので今が始めるのに良いタイミング』を意味するサインです。
細かく数字の意味を追求するよりも大事なのは『ゾロ目を見た』と言う事。
スポーツを例にして言いますと、野球で向こうから来たボールに対して見事に打ち返し、ホームランになった感覚ですね。
逆に、平穏な日常を過ごしていて、これと言って悩みが無い時、やたらと『ゾロ目』を見られるのであれば、誰かから連絡やメッセージが来る事があったり、自分の直感が鋭くなっている時も良くゾロ目を見ます。
解りやすい『ゾロ目』以外にサインと考えられる出来事は・・
* やたらと電子機器が壊れる。
* 立て続けに虹、または彩雲を見る。
* 春〜夏にかけて目の前に突然蝶がひらひらと飛んで来る。
*嫌な事が立て続けに起こる。
などがあります。
これらの『サイン』は災い事の前触れではありません。
電子機器が立て続けに壊れた時、普通だと『不吉な予感』が頭の中をよぎるかもしれませんが、実際には『新しい物事の始まり・変化の時』のサインと言う意味が強いです。
それは最後に挙げた『嫌な事が立て続けに起こる』事にも繋がっています。
『嫌な事』が立て続けに起こった時『何て今は運が無いんだろう・・』と感じられるかもしれませんが、サイン的に見るとそれは真逆。運気が向上する前に嫌な事が立て続きに起こるのです。
そして良い意味でのメッセージがやって来る時は虹を良く見たり、季節にもよりますが、蝶がいきなり目の前をひらひらと飛んで来る事があります。
『蝶は死者からのメッセージ』と言われる事もありますが、まれにその意味でのサインになる時もありますけれど、運気好転に関するメッセージの方が多いですね。
では反対に警告を示すサインとはどんなものでしょう?
* 夢の中に虫が出て来る。
* 同じ箇所ばかり怪我ないしぶつける。
* 飼っているペットがいきなり具合が悪くなる。
* 大事にしていた物が無くなる。
などほんの一部ですが、大間かに解りやすい『警告のサイン』を取り上げてみました。
この『警告のサイン』に関して詳しく説明しますと、夢占いの本にも記述があると思いますが『虫』は基本的に障害の象徴です。特に夢の中で出て来る『虫』に不快や恐怖を感じたならば、それは自分の目の前に壁が立ちふさがり、八方塞がりの状態を表す事があります。
また『同じ箇所の怪我』と『ペット』に関しては同じ意味合いがあります。
『警告のサイン』は時に身体に直接、変化が起こり気付かせてくれる時があり、人間以上に『目に見えないもの』に敏感なペットたちは、飼い主の服従心から身代わりとなる事もあります。
それは最悪な事態を回避する為の警告・・例えば大きな交通事故や大病など、手遅れにならない前に身体やペットに出て来る『サイン』なんですね。
しかし、恐怖に陥る事はありません。何時も以上に警戒して気をつけるように心がける事が大切です。
また、健康面で気になる箇所がある時は専門家の意見を聞く、人間ドックで詳しく検査をするなど早めの対処をお勧めしますね。
そして『大事なものが無くなる』のは『壊れる』と意味合いが違って来ます。
誰でも『大事なもの』が知らぬ間に無くなってしまう事は大きなショックです。
『警告のサイン』は時としてそんな『ショック療法』的な知らせ方をする事がありますね。
例えば、誰かからお土産ないしプレゼントされた物が突然無くなる・・。
そんな時はプレゼントを渡した相手との関係が自分にとってどうであるかと言う事を考えてみてください。
それはパートナーからの贈り物にも言える事なのですが、その相手との『関係』に何か問題がある場合、当然『物』が無くなったりする事があります。
それでは自分で買った大事な物が無くなった場合はどうでしょうか?
それは自分でも気付かない内に悩み事や考え事がループ(繰り返し)していて、先に進んでいない事への警告です。
インパクトが強い出来事を起こして気付かせる・・と言う感じでしょうか?
この様に日常の中で起きる様々な『サイン』に気付く事によって今の自分の状態や運気の流れを知る事が出来ますので、同じ事が何度も起こったりしている時は特に注意深く『サインの意味』を探ってみてください。
1年の半分となる六月では、あちらこちらの神社で『夏越祓』の神事が執り行われます。
別名『茅の輪くぐり』と呼ばれるこの神事はまず茅の輪の前でお辞儀をし、左足からまたぎ左回り・右回り・左回りと回って元の位置に戻ります。
(写真は三重県・椿大神社の茅の輪)
『夏越祓』は今年前半の厄を茅の輪をくぐって祓い落とし、残りの後半の無病息災を祈願する神事です。
(写真は京都・上賀茂神社の茅の輪)
京都市伏見区に鎮座される『城南宮』の茅の輪は駐車場に車を祓う大きな茅の輪が設置されています・笑