美人への道

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〜ニッポンの美しい女神たちへ〜 Vol.25 運気の流れが変わる『節目』を上手にキャッチする法☆

今月5月11日(土)12日(日)の2日間、第4回目となります『出雲国参拝ツアー』が開催され、おかげさまで無事滞りなく終了する事が出来ました。

 春の参拝企画はマニアックな物にしようと考えているのですが、今年は60年に一度の『出雲大社・平成の大遷宮』と言う特別神事が執り行われますので、

世紀のイベントを皆様と一緒にお祝い出来るようなツアーを企画しました。

 とは言うものの、何せ『60年』と言う節目の大掛かりな神事ですので交通事情やどれほどの方々が出雲へ足を運ばれるのか想像も出来ず、当日も行き当たりばったりで進行しなければならなかったので、出雲bijinの小村さんや一畑とラベルの立石さんにも大変な思いをさせてしまったと思います。

 しかし、結果的には予定していた全ての神社・聖地に行く事が出来、素晴らしいツアーとなりました。

 その背景にはご参加頂いた女子たちの素晴らしい連帯感とお行儀の良さがツアーを成功に導いて下さったのだと思います。

 この場をお借りして改めまして、皆様の素晴らしいご協力を心から御礼申し上げます。

 出雲国は単に歴史的な神話の聖地・・と言うだけでなく、古代の人々が大切にして来た『神様との共存』を今も尚、大切に受け継いでいる場所だと思います。

 近代になって資本主義の莫大な発展に伴い、国民の生活も豊かになりましたけれど、物質的な豊かさを追求してしまったが為に心の中の『本当の豊かさ』に陰りが出て、日常生活のストレスや未来に対する不安、そして何処からとも無く襲って来る無力感など目に見えない部分で様々な負のスパイラルも併発しています。

 其処に来て、若者たちが神社参拝やパワースポット巡り、以前では大変レアだった『ひとり旅』を求めているようになりました。

 それは単に『流行』と言う波が来ているのではなく『本当の豊かさ』を無意識に身体が求めている結果だと思います。

 そう・・『古くさい』『不便』『何もない』場所・事に対して崇敬の意識も芽生えているのでしょうね。

 古来の日本は全ての物や自然に神が宿る『自然崇拝(アニミズム)』の信仰や思想を持っていました。

 それは太陽・月・星に至る、宇宙の全てを含めて崇敬の念を頂き、祈り、感謝をし、共に生きて来ました。

 その精神が私たちの根本の部分にあり、皆様の人生そのものも、自然のサイクルと同一化して取り入れています。

 それが『節目』と言うものです。

 私たちは年初めの『お正月』に始まり、節分・春分・秋分など、四季の移り変わりに合わせて『節目』となるお祭りや風習を執り行って来ています。

 それは『物事の一つの切り目』を取り入れる事によって、心の中を刷新し、

また先の人生をリフレッシュさせた気持ちで続けられ、本来の自分らしい『生き方』を全うする為にあります。

 近年ではその『節目』となるお祭りや風習なども大切にされなくなりました。

 その結果、本来自然と共存している人間たちは『物事の切り目』を何処で考えれば良いのか解らなくなり、自然の流れと異なった時期に無理矢理、物事を終わりにしたり変化させたりして、その事が悪循環の始まりへと引き起こしているのです。

 出雲大社の『60年』も『節目』の思想から決められています。

 元は中国になりますけれど、干支の十二支が一巡するのが60年、日本でも『還暦』と言って60歳で一つの人生が完成され、そこからまた新しい人生が始まると考えられて来ました。

 その事から60歳の還暦のお祝いは魔除けとなる産着の『赤いちゃんちゃんこ』を着て生まれた時に帰ると言う意味があります。

 もっと細かく言えば『60年』の節目は森羅万象の陰陽に基づいていまして、自然の変動も『60年』を一つのサイクルとして考えられているんですね。

 この『陰陽』の繰り返しが、長期波動として私たちの人生にも大きく関わっています。

  『節目』と言う流れは身時な所で運気の好転にとても重要な役割を果たしています。

 私たちは日頃、気付かなくても新しい物事が始まる前には必ず何かが『終わり』を迎えているんですね。

 それは目に見える所で、誰かとの別れや一つの仕事や物事の終わりかもしれませんし、目に見えない所では『心の変化』としてやって来ています。

 何か嫌な事や気になる事が発生した時、その状況から打開したくなるものですが、其処で気をつけたい事はその出来事が『自分自身の成長の為』なのか『運気の節目』なのかと言う見極めです。

 『自分自身の成長』の為に起こっているのであれば、其の状況から逃げるのではなく、直視して受け止めなければなりません。

 単なるその状況を回避したい為に移動や変化させてしまいますと、負のスパイラルが生まれ、結局の所ずっと『逃げ』の人生へと変化してしまいます。

  しかし、その問題勃発は『運気の節目』でしたら、移動や其の状況から脱皮する行動をとる事になります。

 実際の所、目の前に起こっている出来事が『成長』なのか『節目』なのか解らない時がありますよね。

 そんな時の見極める方法は・・

* 今、起こっている状況を客観的に判断してみる。

* 『変化の3ヶ月』の法則で様子を伺う。

* 過去を振り返ってみてその問題が起こる前の自分の心境を確認する。

 

 例えば人間関係の悩みを理由に転職を繰り返す方がいらっしゃるのですが、行く先々で同じ問題にぶちあたってしまう・・。

 それは『仕事運が無い』と言う事ではなく、自分と合わない人間関係から『逃げている』だけで、それは『節目』の転職では無いんですね。

 その職場とご縁が無くて本当に縁のある職場へ移動する時は、人間関係など他の悩みが発生する事はあまりありません。

 辛い職場でも『自分の成長の為』に頑張られると、ちゃんと次のステップアップに繋がっているものです。

 それは恋愛問題でも同じ事が言えます。

 恋愛が長続きしない・・何時も変な男性に騙される・・そんな時『自分には恋愛運が無い』と考えがちですが、客観的に考えて見ると自分自身が刺激を求めていたり、同じタイプの男性ばかり求めていたりするのもです。

 同じ失敗を繰り返している時は一度、立ち止まって全てを『Ending(終わり)』にしてみて、『Beginning(始まり)』の時まで待つのも良いと思いますよ。

 出雲bijinの企画する参拝ツアーに参加される女子たちは、ツアー終了後、物事がいきなりガラっと変わられる方が多いです。

 それは出雲の神々の息吹を感じて頂き『神(自然)との共存の魂』を蘇らせて頂く事によって自然と自分自身の『節目』をキャッチされているのかもしれませんし、『節目』を向かわれる方々のタイミングが合って、ツアーに参加されているのかもしれません。

 そして何よりも、出雲国を通じて自分の生まれ育っている『日本』と言う国がどれだけ素晴らしいものかと再認識して頂きたいと願っています。

 出雲bijinの小村さん曰く

『出雲は日本の魂のふるさと・・』

 魂のふるさとに帰って『蘇る』・・

 忙しない日常の生活を送っている中で、出雲国は本当の『心の豊かさ』を無償に与えてくれる素晴らしい場所です。

 次回は秋に楽しい参拝ツアーを企画しますので、また皆様と一緒に出雲国の素晴らしい神社・聖地へとご案内したいと思います。

 

式年遷宮の神儀を無事終えた出雲大社には
多くの参拝者が連日、押し寄せているようです。

新しくなった拝殿の奥に見える本殿へ続く階段

『平成の大遷宮』の記念に販売されている記念御守り

 

 

 

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