美人への道

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Vol.18 ストレスを溜めない『友達関係』☆

『私・・友達が居ないんです!』

なんて鑑定の時、唐突におっしゃる方がいらっしゃいます。

そして私は思わず聞き直します。

『それって全く居ないって事ですか??幼馴染みとか学生時代の友達も居ないって事?』

 するとお客様は

『いえ・・学生からの友人は〜・・1人か2人程います』

とお答えを聞いてちょっとほっとする私・・。

 ただ良く話しを聞いていると社会人になってからずっと付き合える友人が出来なかったり長続きしない事に悩まれているようでした。

 そして生まれ故郷を離れ遠い土地に就職や結婚などされた方は幼馴染みとの縁も必然的に薄くなってしまい疎遠になってしまう事があります。

 そんな方々は『身近に友達がいない!』と孤独を感じられて悩まれる事もありますよね。

 この『友達』に関するお悩みを抱えていらっしゃる方は意外と多く、

『長続きしないのは私に何か原因がある?』

『友達作りが苦手でこのままだと孤独になってしまう』
『友達が少ないのっておかしい?』

など、『友情』を育む事の難しさや誤解・すれ違いの悩みに関してのご相談も『恋愛問題』と同じくらい深刻です。

 そう・・『恋愛』も『友情』も他人とのコミュニケーションの上に成り立つ原理が一緒なので『恋愛下手』とおっしゃる方は同時に『友情下手』でもあるんですよね。

 そして時に『友人関係』に関する悩みはストレスへと発展し、心身共にダメージを与えてしまいます。

 今回は『ストレスを溜めない友達関係』をテーマに書きますので少しでも参考にして頂き、円滑な人間関係を築く事が出来れば幸いです!

 まず最初に考えて頂きたいのは

『友達は自分の鏡である』

と言う事です。

 具体的にどういう事かと言いますと、その時の自分の状態によって引き寄せる友人や共感する友人が変わると言う事です。

 これは社会人になって『自分の趣味・思考』がかなり確立すると出てくるものなのですが、例えば自分の好きな音楽・趣味などに対して共感が出来た瞬間心の中に『自分と同じ・仲間』意識が芽生え、話が弾んだりよく連絡を取り合ったりします。

 しかし、『趣味・思考』は日々変化しているもので、少しでもその部分が離れたり違う方向へ向かったりすると、今まで共感していた友人は前程連絡を取り合う事もなくなり、疎遠になる確率が上がります。

 これは別に『誰が悪い』と言う話ではありません。

 人は常に『自分と似ている・共感している』相手に対して『友情』が芽生えがちなんですね。

 なので社会人になって色んな情報や機会に恵まれると『友情』が生まれる事も多くなりますが、逆に言うと壊れたり離れたりする事も多くなります。

 それは自然の成り行き・・。

 その時の自分の状態と同じ状態の相手が引き合っているだけなので、その関係が疎遠になった時『自分のせいではないか?』と責めないように気をつけてください。

 それよりもその時の友人関係があまり良くないと感じられるならば、自分自身が悩みを多く抱えていたり、元気がなかった時期なんだと思ってくださいね。

 時に『友情』はその時の自分の状態をフィードバックしてくれる事もあります。

 そして次に言えるのは『友情は力関係で成立は出来ない』と言う事です。

 ある一つのグループがあったとして、そのグループの中で1人だけ疎外されないよう、無理をして相手に合わせたり我慢している事はありませんか?

 『集団行動』を円滑に運ばせる時には自分のエゴを押さえ、相手の意見を尊重し、全体の輪を崩さない・・と言う『大人の集団行動』の立場を取らなければならない事も多々あります。

 しかし『友情』をキーワードにした時、自分を殺してまで相手に合わせていると時間の経過と共にストレスが溜まり、時に爆発してしまう事があります。

 『大人の集団行動』は社会の中で生きて行くための営みですが『友情』に関しては、どちらかが横柄でどちらかが服従している『力関係』が発生していると、何時か亀裂が入ってしまいます。

 『友情』が相手の立場や収入・学歴などそんな外見的な問題で成り立ってしまいますと、この様な『力関係』が出て来てしまう事があります。

 『真の友情』と言うものは、外見的なものではなく内面の部分でどれだけ結び付きが強くなれるのかと言う所が大事ですね。

 そこでストレスを溜めないための『友達関係』のポイントをあげてみましょう。

 

* 友人は数の多さで良い悪いを決めない。

友達が少ない事に対してコンプレックスを感じないでください。

元々、『真の友情』と言うものは数多く生まれるものではありません。

* 誰にでも友達を作る能力は備わっている。

『私の性格では友達が出来ない』と自分自身で能力を否定してしまい、見えない壁を作っていませんか?

 これは友情だけでなく仕事・恋愛全てに言える事なのですが、まず自分が『友達を作ろう』と言う意識を持たなければなりません。

* 自分の興味の広さと友人の数は比例する。

 色んな事に興味があり行動力のある方は自然とそれに伴い、友達の数も増えていたりするものです。『友達を作る』事ばかり集中せず、まずは自分の興味のある事を広げていく意識を持ってみましょう。

* 『友情』に対してポジティブなイメージを持つ。

 友達は肉親よりも良き理解者や相談相手となる事があります。

そして『友達』の存在が日々の支えとなり頑張れる事もしばし・・。

時に反発したりぶつかり合ったりする事があっても自分の成長の糧となりますので『友達を持つ事は素晴らしい』と感じてください。

* 大事な事はメールで済まさないでなるべく『言葉』で伝える

 近年、コミュニケーション不足で様々な問題が勃発する背景に感謝や思っている事を言葉にせずメールで相手に伝えて終わると言う事があります。

 メールは悪までも連絡や情報を伝えるツールであって、今の気持ちや思っている事を言葉に出して相手に伝える事が大事です。

 『言葉に出す』事は目に見えない『あなた自身の気』が相手に伝わり、その見えない『気』が相手との絆を深める事もあります。

 子供の時は利害関係が無く純粋に思い出を分かち合えるので親友が作りやすかったり、学生時代の友人の方が社会人になってから出来た友人よりも長続きする事が多いのですが、『友達』はいくつになっても作る気さえ芽生えれば何時でも作る事が可能ですし、逆に社会人になってから刺激的な友情を育んでいらっしゃる方も多いです。

 全くストレスの無い友情関係は難しいのかもしれませんが、人間1人生きているつもりでも何処かで誰かと関わり合いながら生きています。

 『自分は1人で生きている訳ではないんだ!』って何処かで思えたら、その意識だけでストレスは半分以下に軽減されますよ。

 そして沢山の方に心を許す事が出来れば周りからも自然と人が集まり友達の輪も広がって行きます。

 結果的に言うと自分自身の状態を良くする事がストレスの無い『友情関係』を作る最大のポイントなのかもしれません。

スリランカの自然の夕日は本当に美しいです。
この写真はボートから望む夕日。

インド洋の海は荒らしいので泳ぐ事は出来ませんが、
夕方になると海が真っ赤に染まります。

首都コロンボの海岸では多くの家族連れが
海岸でタコを揚げたりポニーにまたがって散歩したりと
色んな風景を見る事が出来ました。
 

 

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