美人への道

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〜ニッポンの美しい女神たちへ〜Vol.11 落ち込みやすい『春』に気分をアップする方法

暦の上では『春分の日』も迎え、寒い冬から暖かい春へ少しずつ過ごしやすい陽気へと変化しています。
学校や職場でも新しい環境や状況の変化を迎えられる方も多くいらっしゃるでしょうね。

しかし、体調を崩したりメンタル的に落ち込みやすくなるのも、四季の中ではダントツに『春』が多いです。
それに加えて現代病の『花粉症』で苦しんでいる方も年々増え・・
春の到来は何かと落ち着かない時期でもあります。

それは何故か・・?
まず新しい年を迎える『元旦』は気分一新、色々目標を決めたり去年よりも充実した1年にしたいと願いを込め、非常に前向きな気持ちで未来を見据えます。

次に立春の前日でもあり節目の日、『節分』では更に福が家に舞い込むよう、豆まきをしたり縁起担ぎに恵方に願いを託して『丸かぶり寿司』をほおばったりとまだまだ新しい年に向けての『希望』が高まっています。
ところが現実的な自分の状況を見させられる『春』が到達すると、新年に抱いていた希望は何処へやら・・。
願ってばかりいられなくなり、現実と向き合わなければならない事がスタートするのも『春』なのです。
なのでこの季節が一番多く、電話や対面鑑定で『不安』に関するご相談を多く受けていますね。

例えば
* 新しい職場に変わって人間関係がどう変化するのか?
* 新しい仕事に自分がついて行けるのか?
* 彼との不毛な関係を清算した方が良いのか?
* 環境が変わる事によって恋愛関係にも変化が出るのか?
など『新しくなる』『刷新』する事に対してどうしてもネガティブなイメージを捕らえてしまいがちです。

言葉だけ取り上げると『新しくなる』と言うのは決してネガティブな事ではありませんのにね。
とは言いつつも目に見えない新しい世界へ飛び込む事は大変勇気がいるのも事実です。

そんな状況の中、先が見えない不安を少しでも和らげ心身ともに『元気』へ導く方法をちょっとお教えしますね。
『不安』『希望』を作り出すのは全て頭の中のイメージです。
そんな頭の中を『リラックス状態』にする事がとても大事なんですね。
頭の中がリラックスすると不安は安心に変わり、取り越し苦労が減り、気持ちに余裕が出て来ます。
この『気持ちの余裕』が楽しく暮らす基本となります。

では実際に落ち込んだり不安で頭が重かったり胸が苦しくなった時、どうすれば良いのか・・?
その解決の糸口は『呼吸』です。
私たちが日頃、生きている中であたりまえの様に動作している『呼吸』・・
たかが『呼吸』されど『呼吸』・・しかし、気持ちの変化によって微妙に呼吸の仕方が変わっていたりするんですよね。
標高の高い山に登ったら酸素が薄くなって頭痛や吐き気・めまいの症状が出る『高山病』のように呼吸が浅く、脳に十分な酸素が行き渡らなくなると気分が落ち込んで行きます。
また、考え事をしている時は脳に沢山、酸素を送って頭の回転を良くしたいので、す〜っと息を深く溜め込んで脳により多くの酸素を送りこもうと無意識に息が深くなっている事もあります。

こんな感じで『脳』=『呼吸』はとても親密な関係で結ばれているので、ちょっと行き詰まったり、心が沈んで来たらその原因を探ったり、考え込まないで『意識した呼吸』を試してみましょう。

〜『意識した呼吸』にする為の方法〜
1)    まずは目を閉じて心を静かにします。
2)    口を閉じて鼻からゆっくりと息を外に出して行きます。
3)    出し切った所で次は勢いよく思いっきり鼻から息を吸い込んでください。
4)    もうこれ以上、息を吸い込めない所まで来たら次は口からゆっくりと息を吐き出します。
5)    口からの息を出し切った後、更に下腹部に力を入れてお腹の中に残っている息を吐き出して苦しくなる限界まで息を吐き切ります。

そして胸の中に何かつかえているよな苦しい気持ちになった時は
『ふっ!』と下腹部の空気を外に出すような感じで息をはいて下さい。
すると身体の中にあった『嫌なもの』が一瞬にして外に吐き出す事が出来、心の中がスッキリしますよ。

この下腹部から息をはく前に
『心の中ももやもやを出す!』
とイメージしながら一気にはいてくださいね。

おへその下に指三本をあてると『丹田』と呼ばれている場所があり、身体全体のバランスや自律神経を整える大事なツボでもあります。
『呼吸』をする時、この丹田に手をあてながら意識を集中して息をはくとより効果を実感する事が出来ます。
この丹田を意識した呼吸は『腹式呼吸』とも呼ばれていて赤ちゃんの頃は誰でもこの『腹式呼吸』から初めている・・と言われるくらい、自然と密着した呼吸法です。

人間が持って生まれた『生命エネルギーの回復法』でもある『呼吸』は日常の生活に追われてついついそんな『自己治癒力』を忘れてしまいがちですけれど、この様に『意識した呼吸』を行う事によって気分をアップするだけでなく、免疫力を高め、自律神経も整う事によって不安でいっぱいに広がっている頭の中も同時にリラックス状態へと促してくれます。
すると落ち込んでも直ぐに立ち直れるようになり行動力もアップしますよ。

効果の実感は人それぞれだと思いますが、決して『マイナス』となる事はありませんので是非、試してみてくださいね。

後、人間は悩みを持っていたり苦しい時はついつい眉間にシワが寄って来てしまいます。
気持ちがふさぎ込んでリラックスしていない時は人差し指と中指の2本で静かに眉間の間に指を置いて目を閉じてみてください。
『第三の目』と呼ばれている眉間は指を置く事によって頭の中が静かに変化して行き、心の中も落ち着いて行きます。

私は1年程前からヨガを初めていますけれど、苦しい姿勢のポーズになるとついつい歯を食いしばりながら頑張ってしまい、眉間もシワが寄っている状態となります。
苦しみながらポーズを作るのはかえって身体の中のエネルギーを循環させるのが難しくなるので、ポーズを取りながら『苦しい』と感じた時は
眉間に指を置き、リラックス状態へ促して行きます。
すると不思議な事にじわ〜っと暖かいエネルギーが眉間の間に浸透してとても落ち着いた状態になるんですね。
それほど眉間は意識が集中している場所なんだと思います。

今回ご紹介した『意識した呼吸』『眉間に指を置く』は仕事や家事の途中でも、外を歩いていても電車に乗っていても一瞬で実践出来る簡単だけど非常に効果的な気分アップ法です。
やはり『気』ばかり集中出来たとしても、その受け皿となっている身体が疲れていたり脳が酸欠状態になっていては、何も解決になりませんよね。健全な身体の上で良い運気のエネルギーはキャッチ出来るのだと思いますよ。

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奈良県・吉野にはシロヤマサクラを中心に約3万本にも及ぶ桜の木が山や谷に群生し、日本の中でも代表的なさくらの名所となっています。

美人への道

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「美人商店」出店のお知らせ

来る3/25(日)出雲bijinから「美人商店」として朝市に出店します!...

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